ひどい月経痛などの月経困難症は、女性のQOLを著しく低下させ、労働損失を招いています。そんな中、東北大学病院と東北医科薬科大学、近畿大学の研究グループは、魚の摂取頻度が高いと月経痛が少ない傾向が見られると発表しました。

 魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などn-3系脂肪酸の作用で、炎症が抑えられたり、精神疾患の症状が改善されたりする効果が報告されていますが(関連記事:服薬できない妊娠期のうつ、「魚の油」摂取が有効か、魚の摂取頻度が週 1 回以上の産後の女性では、中等度以上の月経痛のリスクが有意に低いという傾向が明らかになったのです。これはn-3系脂肪酸の抗炎症作用により、痛みの原因となるプロスタグランジンのはたらきが減少するためと考えられています。

 現在、日本人の「魚離れ」が進んでいますが、魚はn-3系脂肪酸だけでなく、ビタミン D やビタミン E などの栄養素を豊富に含み、良質なタンパク源でもあります。研究グループでは今後、魚の摂取による月経困難症の長期的な予防効果についても検証をする考えです。(米川 瑞穂=Beyond Health)


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【ビジネス】

【プロダクト/サービス】

【要素技術】

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