治療を続けると得する、治療遵守の新しいモデル

【ビジネス】

  • ・高品質マスク定期購入サービス、香港で始まる
  •  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により、全世界がマスク不足に直面している。従業員にマスクを十分に供給することが、企業の新たな責任になりつつある。しかし、どの店舗でマスクが売っているかを毎日確認する時間はなかなかない。そこで、香港のHygiene Mask社は高品質マスクの定期購入サービスを開始。家や職場にあるマスクの在庫を心配しなくても済む、うれしいサービスだ。

     マスクは家庭や中小企業向けに提供され、6カ月、12カ月、24カ月の配達期間を選択して一度注文すれば毎月定期的に新品のマスクが郵送される。マスク1枚の値段は1.66香港ドル(約22.9円)とお財布にも優しい。Hygiene Mask社は、タイポ―区にある自社の巨大な工場の見学会を実施する予定だ。工場の敷地は1万4000フィート(約4.2km)、施設の建物はISO14644-1とISOクラス8のスタンダードに準拠し、4台の自動フラットマスク製造機と、最新のワンドラッグ・ツーフラット式マスク製造機を配備。1カ月に600万個以上のマスクを製造可能だ。マスクはBFE(花粉対策)、PFE(細菌対策)、VFE(ウイルス対策)フィルタリングを99%提供。まずは香港で優先的に販売を始めるが、将来的には海外も視野に入れてマスク定期販売の市場拡張を狙う。
    Hygiene Mask, Hong Kong Local Brand, Provides a Monthly Based Subscription Service for High-Quality and Affordable Masks for SMEs and Home Users English

  • ・治療を続けると得する、治療遵守の新しいモデル
  •  行動経済学に基づき、患者の治療遵守(アドヒアランス)を向上するプラットフォームがある。「Welth」と呼ばれるこのプラットフォームが、シリーズA投資ラウンドで1000万ドル(約10億7000万円)を獲得した。投資元は、yabeo社とBoehringer Ingelheim Venture Fund(BIVF)社、AXA Ventureパートナー社、NewYork Life Ventures社など。Welth社の2020年度第一四半期までの成長率を見ると四半期ごとの成長率は85%、年ごとの成長率は403%と発表されており、今後サービスを拡張してより多くの患者への貢献を目指す。

    Welthプラットフォーム(出所:Welth社プレスリリース)

     患者が処方された治療を守らないことが、医療コスト増大の原因の一つとなっている。米国の慢性病患者の50%が治療を継続しないために1年で3000億ドル(約32兆1060億円)の無駄なコストが発生しているというデータがある。Welthプラットフォームを利用する患者は、毎日治療目標達成の証拠写真を提出することが求められる。例えば、飲む前に手のひらに乗せた薬や、血糖測定器や血圧計が示す数値の写真などだ。この治療の証跡は定期的な「チェックイン」と呼ばれ、直ちにWelthのAIテクノロジーで処理され、直接医師のチームが検証できる。患者はプログラムの期間中にきちんと治療を継続すると、定期的にインセンティブを受け取ることもでき、楽しく治療のモチベーションを維持できる。

     患者の行動を変えると、治療結果にすぐ表れる。Welthを利用する患者は心臓発作の後で再入院する率を45%削減、救急外来受診を92%削減、高リスクの糖尿病患者のHbA1c値を1.3ポイント下げることに成功している。デジタルヘルスイノベーションが、患者の新たな行動習慣のモデルを形成し、健康の実現へ前進する。
    Wellth Raises $10M to Drive Better Health Outcomes Through Behavioral Economics

  • ・世界最高品質のアメリカニンジンをコストコで期間限定販売
  •  健康のためには自己管理が何より大切。健康を保つ3つの要素は、マインドフルネス(瞑想などを通じて得る心理の安定)、運動、そして何よりも健康な食生活だ。特にアジアの消費者の間では「Wisconsin Ginseng」という「アメリカニンジン」が人気で、元気を養い、免疫力を高める栄養素として日々の生活に取り入れられている。このWisconsin Ginsengがこれから米国各州のコストコストアで、期間限定で販売を開始する。続いて、Prince of Peace Enterprises社がカナダとオーストラリアでWisconsin Ginsengを発売する計画だ。

     アメリカニンジンには高麗人参に似た強壮作用があることで知られている。2012年には、米メイヨークリニックがWisconsin Ginsengを使った研究を行い、がん患者のエネルギーレベルの向上が実証された。Wisconsin Ginsengは世界最高品質のアメリカニンジンとして知られ、その品質の高さには定評がある。ウィスコンシン州はアメリカニンジンの生産量が全米第1位で、全米の生産量の90〜95%を占める。コストコで手軽に、安価で高品質のアメリカニンジンを購入できるこの機会に、毎日を元気に乗り切る健康な体づくりに励みたい。
    Wisconsin Ginseng, Now Available at Costco, An Important Element in Your Self-Care Plan

  • ・慢性疼痛を治療する最新の脊髄刺激システム、欧州で販売開始
  •  慢性疼痛を治療する、エビデンスに基づいた革新的ソリューション「Senza Omnia 脊髄刺激(SCS)システム」が、欧州のCEマークを取得した。米Nevro Corp社は昨年より同システムを米国で販売開始し、これから欧州進出に乗り出す。このSCSシステムは顧客からヒアリングを重ね、疼痛管理の統合的なソリューションとして開発されたものだ。

    「Senza Omnia」(出所:Nevro Corp社プレスリリース)

     Omniaシステムの特徴はプログラミングができる点で、SCSの周波数スペクトル全体にわたり、最も幅広い波形の配列を簡単に提供できるところだ。また、患者が使用するリモートデバイスは直感的に使いやすくデザインされ、世界で最も研究が進んでいるSCS治療法であるHF10アルゴリズムを柔軟に拡張することもできる。付属品のインプラント式パルス(衝撃電流)発生器は、今後ますます進化する波形や周波数にもアップグレードできる。Omniaのバッテリーは10年以上長持ちし、条件つきで全身MRIも撮影可能。

     現在市場にある他のSCSシステムは1200Hz以下の周波数に制限されている。一方で、Omniaは2Hz〜1万HzとSCSシステムの中で最も広い周波数範囲を提供する。現在、Omniaを使用している患者は世界で5万5000人以上。今後HF10や伝統的な麻酔ベースの刺激、1kHz療法、バースト波形など他の波形とペアリングすることで、Omniaを使った、さらに多岐にわたる治療が可能になる。英国のリーズ総合病院の痛み治療の専門医であるガネサン・バラニダラン博士は「COVID-19が終息に向かい始めたら、早速患者にOmniaシステムを紹介していきたい」と語る。
    Nevro Announces CE Mark Approval of Senza® Omnia™ Spinal Cord Stimulation System to Treat Chronic Pain