新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の終息の兆しがいまだに見えず、各企業では従業員の安心・安全を守る職場づくりが求められています。そんな中、導入をお勧めしたいのが「タッチレス会議室ソリューション」。会議室に入ってスマートフォンをかざすだけで部屋の除菌状況をチェックでき、スマホのワイヤレス充電も可能、さらにはビデオ会議が自動でスタートします。

 一方、在宅勤務の移行に伴いパソコンやスマホの画面に向かう時間が増えているオフィスワーカーの間で懸念されているのが、それらの画面が発するブルーライトによる健康障害です。中でも問題視されているのは、眼精疲労や頭痛などの症状を引き起こす「ゲーマーアイ症候群」。そのヘビーユーザーであるゲーマーたちに特に起こりやすいことからそう呼ばれています。そんなゲーマーアイ症候群に素早く効く抗酸化サプリメントをスペイン・マドリードの企業が提供しています。ウィズコロナのデジタル時代をスマートに生きるために、最新のテクノロジーやサプリメントを賢く取り入れていきたいものです。


以下では、2020年7月20〜24日に海外の企業・大学・研究機関・米食品医薬品局(FDA)等が配信したプレスリリースの中から、編集部がピックアップしたものを【プロダクト/サービス】【ビジネス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(ウェブサイトやPDFなど)に移動します。

【プロダクト/サービス】

  • ・新タッチレス会議でスムーズにバック・トゥ・ワーク
  •  ウィズコロナの職場の安心を守るタッチレス会議室ソリューションが登場した。2013年に創立された英国のChargifi社は、もともとクラウド接続型ワイヤレス充電技術を提供するリーダー。今回同社が発表したChargifi for Roomsは、スマホのワイヤレス充電機能だけでなく、会議室の除菌状態を示すライトシステムと組み合わせ、さらに会議室予約管理ソフトと統合することで、従業員が安心して会議室に入室し議論ができる環境を提供する。また、ビデオ会議が自動的に開始されるなど、未来型のワークスタイルを実現する。1つの動作で全ての流れをシームレスに管理できるスマートなソリューションだ。

    Chargifi for Rooms(出所:Chargifi社プレスリリース)

     使い方の流れを見てみよう。いざ出社したら、まずは会議室に設置してある輪っかの形をしたマークが緑色に点灯していることを確認。マークの点灯は、部屋の除菌が済んでおり、安心して使用できることを示す。次に自分のスマホをワイヤレス充電スポットに置く。実はこれだけで、予約した部屋にチェックイン、もしくはその場で部屋の予約が済む。同時に、自動的に設定しておいたビデオ会議がスタートする仕組みだ。その間に会議室の管理担当者は、部屋の使用状況や稼働率に関するデータを取得し、未使用のスペースを開放して効率を上げたり、清掃のスケジュールを立てたりできる。

     Chargifi社CEOのダン・ブラデン氏は「会議を安全でタッチレス、今まで以上に生産性の高いものにする必要がある。ソーシャルディスタンスを確保するために、会議室利用者を少人数に絞る必要があり、部屋の需要は高まっている。より清潔で安全な部屋の可用性を高めるためには、タッチレス自動チェックインによる、信頼性の高いデータで稼働率を管理することが鍵となる」と述べる。Chargifi社はパートナー企業である米Envoy社と、8月6日に「コロナフリーのタッチレス会議を体験しよう」をテーマにウェビナー(オンラインセミナー)を開催する予定だ。会議室担当者の課題解決、従業員が安心して職場で仕事に戻るためのソリューション導入を紹介する。
    Chargifi helps employees get back to work safely with new touchless meeting room experience

  • ・ゲーマーアイ症候群にすぐ効く、抗酸化サプリメント
  •  パソコンやスマホへの依存が高まるデジタル時代に生まれた私たち。いま特にゲーマーたちの間で問題視されているのが、画面からのブルーライトに眼が長時間さらされることで起こる健康障害だ。スペイン・マドリードにあるPharmactive Biotech Products社は、わずか1.5時間で迅速に体に吸収される「affronEYE saffron」という100%スペイン産サフランから開発したクロシン成分の抗酸化サプリを開発。「ゲーマーアイ症候群」と呼ばれる、ブルーライトの浴び過ぎによる疾患の改善に挑む。伝統的に眼に良いとされるカルテノイド(ルテイン、ゼアキサンチン、Bカロテンなど)と比べ、affronEYE saffronはより素早く吸収されるとして、話題を呼んでいる。

    ブルーライトによる健康障害がゲーマーたちの間で問題視されている(出所:Pharmactive Biotech Products社プレスリリース)

     長時間ゲームをしたり仕事でパソコンを直視したりしていると、自然とまばたきの回数が減り、目の炎症が起きやすくなる。これは、「ゲーマーアイ症候群」「コンピュータービジョン症候群」「デジタルビジョン症候群」などと呼ばれ、症状としては、眼精疲労や眼のかゆみ、灼熱感、眼の充血、極度のドライアイ、吐き気、倦怠感、視覚障害、頭痛、首・肩の痛みなどが見られる。様々な研究でaffronEYEのようなサフランのサプリが視覚機能を改善し、網膜の光受容体の機能と網膜のフリッカー(ちらつき)の感度を健康なレベルに保つ助けとなることが分かっている。

     特に年少の子どもたちの間ではeゲーマーやeスポーツがはやっており、米Eyesafe社の調査によると、新型コロナパンデミックの間スクリーンに向かう平均時間は1日13時間以上に増えたという。スクリーンを見る時間を減らせばよいのではないか、というのも一理あるが、実際に人とのコンタクトが減り、テレワークやゲームが増える中、なかなか現実的に難しい。そこで、眼を保護する自然由来のサプリの人気が高まっている。米Market Watch data社によると、グローバルアイサプリ市場は2024年までに市場価値は28.5億ドル(約3024億円)、6.2%の年平均成長率が見込まれている。
    AffronEYE Easy On The Eyes For Gamers

  • ・液体イオンバリアで、ウイルスから手指を4時間守る
  •  ウイルスを死滅させるだけでなく、塗布後4時間肌にウイルスを寄せ付けない、画期的な手指消毒剤が誕生した。米国のバイオ系スタートアップ企業CAGE Bio社が開発したこの新たな消毒剤「IonLAST」は、新型コロナウイルスやその他の有害ウイルス、細菌、菌類から長時間保護するシールドを形成し、肌を強力に守ってくれる。

     CAGE Bio社は皮膚の炎症や免疫に役立つ液体イオンを研究開発しており、新たな脅威に対抗できる手指消毒剤を作った。この新消毒剤はウイルスを除去するエチルアルコールに加え、手をウイルスから強力に保護する独自の液体イオン技術を使用。一般的なアルコール系除菌剤の仕様は数十年前からあまり変わっておらず、使用後すぐに蒸発してしまうものが多いが、IonLASTは有害微生物に対して4時間以上の保護力を保ち、今までの消毒剤とは一線を画する。材料には入手しやすい天然由来の化合物だけを使用し、安全で手肌に優しい点も魅力だ。介護施設やレストラン、食品店、ジム、職場など様々な場所でこれから活躍しそうだ。
    Biotech Startup Discovers Novel Hand Sanitizer for COVID-19, Offering Long-lasting 4+ Hours of Protection

  • ・体に貼る「ウエアラブル注射デバイス」
  •  薬を口からではなく、体に装着したデバイスから直接注射で取り込む「ウエアラブル注射デバイス」の開発・製造を手掛ける、イスラエルのSorrel Medical社。次世代型の投薬ソリューションとして注目が高まる中、あるグローバル製薬企業と戦略パートナーシップを結んだと発表した。これからSorrel Medical社のウエアラブル投薬プラットフォームを使って、様々な分子開発のイニシアティブが開始される。

     Sorrel Medical社のデバイスを使うと、患者は薬を飲み忘れたり、量やタイミングを間違えたりすることなく、投薬の自己管理がしやすくなる。ウエアラブル注射デバイスを患者の体にステッカーパッチで貼り付け、複数のスマートセンサーや、視覚・音声・触覚による体のチェックシステムを通して、患者は薬を適切にデバイスから摂取することができる。薬は電気ポンプ方式を使って皮下に注射される仕組み。デバイスには薬剤を事前に入れておき、投与量を個別に1〜25mLの間で設定できる。

     タンパク質を応用して作る「生物学的製剤」が普及しているが、こういった製剤は取り扱いが難しく、世界中の製薬企業が、安全で汎用性の高い患者にとって使いやすい投与デバイスを求めている。Sorrel Medical社はウエアラブル注射デバイスによって、患者の治療へのアドヒアランス(治療への理解と継続)を促し、薬の効果を一人ひとりに最適化するための取り組みを続ける。
    Wearable Drug Delivery Provider Sorrel Medical Partners with Leading Global Pharmaceutical Manufacturer