年末のコロナの第2波に備える「COVID-19リハビリプラン」

【要素技術】

  • ・NMNサプリと老化因子のAI測定、パーソナルエイジングケア
  •  米カリフォルニアのSeragon Pharmaceuticals社は、先進科学を活用するバイオ製薬会社。体の新陳代謝、遺伝子療法、バイオインフォマティクスの分野における治療研究やコンシューマー製品を提供している。今年9月2日~4日まで東京で開催された「ライフスタイルWeek」の総合展示会では、健康的に年齢を重ねるための栄養補助食品「RESTORIN」や、個人のライフスタイルがどのように老化に影響を与えるかを予測する世界初のAIシステム「GenomeScore」を大々的に発表した。未来の個別化医療を推進する扉が開かれる。

     RESTORINは、生物にとって重要な代謝因子であるニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド(NAD)を増強する作用を持つNMNサプリだ。NMNとは、ビタミンB3に含まれる成分で、あらゆる生物の細胞に存在しており、今非常に多くの研究者たちの注目を集めている。NMNは本来体内で自然に生成される物質だが、加齢に伴い体内での生成能力が減少していくと言われているため、積極的に摂取したいサプリだ。

     GenomeScoreは、エピジェネティック解析、トランスクリプトーム解析、代謝解析を組み合わせ、健康パラメーターをAIで測定する新たなシステムだ。残念ながら、時を止めたり戻したりすることは不可能だが、細胞の代謝を最適化して健康的に年齢を重ねながら「実年齢より若く見える元気な体」を目指していきたい。
    Seragon Announces RESTORIN™, the Most Advanced Anti-Aging Nutraceutical to Date

  • ・1日座りっぱなし×甘いものが好きな人に「ベルガシンFF」
  •  「ベルガシンFF」という植物エキスを聞いたことがあるだろうか。肝臓脂肪と体重の減少を助け、さらに心臓機能をサポートするヘルスフードとして研究が進められている、新たな栄養補助食品だ。イタリアのベルガモットの柑橘類の果実(シトラスベルガミア)と野生のアーティチョークアザミの葉から抽出した、植物のパワーブレンドだ。溶剤や添加物を一切使用しておらず、他の栄養補助食品と比べ、少量で効果が高いことで知られている。

     世界中に20億人以上が罹患しているといわれる非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)は、初期症状がなく、多くの慢性疾患を併発するため、治療の難しい病気だ。脂肪肝は脂肪や糖分、カロリーの過剰な消費、座りっぱなしのライフスタイルによって引き起こされるため、ステイホーム中には特に気を付けなければならない。

     脂肪肝の発症と進行を抑制するには、減量やライフスタイルの変更が最善の方法だが、これがまた非常に難しい。イタリアのマグナグラエキア大学は、ベルガシンを使った臨床試験を行ったところ、50歳以上の被検者の脂肪肝が15%減少するという結果が出た。また、12週間で10lbs(4.5kg)体重が減った人もいる。ベルガシンの成分が肝臓の脂肪蓄積とそれに伴う炎症を抑制する働きをするためだ。ベルガシンFFを開発した米DolCas Biotech社は、10年前に世界の栄養補助食品界にクルクミン製品を導入してから、クルクミンブランドを定着させてきた。在宅勤務で運動不足になりがちな昨今、生活習慣病予防サプリのニーズはまだまだ高まりそうだ。
    Bergacyn FF Can Help Reduce Liver Fat, Weight in Non-Diabetics

  • ・不安症パンデミックに対処する、賢い3つの戦略
  •  コロナ時代、ウイルスに負けないくらいの勢いで、不安症が大流行している。メンタルヘルスを賢く自己管理するために、じっくりと戦略を練る時だ。その道30年、不安症の第一人者であるセラピストのジェニファー・シャノン氏の著書『不安というウイルス~コロナ危機に対抗する免疫力を身につけるための3つの戦略』に、答えがありそうだ。臨床データに基づいたガイダンスには、リラックス、明確な思考、賢いアクションへのヒントが示されている。

    ジェニファー・シャノン著『不安というウイルス~コロナ危機に対抗する免疫力を身につけるための3つの戦略』(出所:Jennifer Shannon)

     シャノン氏は認知療法アカデミーのメンバーであり、メンタルヘルスに関する5冊の本の著者でもある。自身も不安を感じやすいというシャノン氏は、パンデミックと経済不安による不確実性の高まりに悩む私たちに、深い理解と共感を与えてくれる。本で解説する3つの戦略は、不安な時代が引き起こす不安な思考、身体的ストレス、体の反応にそれぞれ賢く対処する方法を示してくれる。健康、仕事、社会的なつながり、そして大事な友人・家族。改めて、心の平和にとって何が大事か、自己の内面との向き合い方を学び直すきっかけとなる書だ。
    In the Age of COVID, Anxiety has "Gone Viral" Too. What's Your Strategy for Mental Health?

  • ・年末のコロナの第2波に備える「COVID-19リハビリプラン」
  •  米国のテレヘルス・リモート患者モニタリングソリューションを提供するHealth Recovery Solutions社が、「COVID-19リハビリプラン」を発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患後、自宅療養をする患者向けの治療プランだ。想定する患者のパターンは2つで、感染後入院治療を経て無事に退院した後療養を続ける回復期の患者と、最初から自宅療養をしている軽症患者だ。

     専門家によると、新型コロナの第2波は今年末にも来ると予測されている。また感染後に回復しても、メンタル面のダメージや心臓・肺の損傷、衰弱、痛みなど、様々な症状が継続している人も多い。特に重症化して人工呼吸器で治療を受けた人は回復に時間がかかるため、特別なケアが必要だ。COVID-19リハビリプランは、医師や医療スタッフに、症状を特定し、精神的なケアを通して患者の体の機能を改善するためのサポートをする。臨床データや、効果的な治療法を医師に提供し、さらに患者に正しい状態の推移を伝えて教育することで、治療に積極的に取り組んでもらうことが狙いだ。次なる感染の波に備え、自宅で正しい治療とモニタリングを受けて、しっかりと療養できる体制を整える必要がある。
    Health Recovery Solutions Launches COVID-19 Telehealth Recovery Care Plan to Support Patients Recovering at Home

(タイトル部のImage:Photobank -stock.adobe.com)