タイ王国で建設進むイノベーションセンターとは…

【ビジネス】

  • ・ポストコロナ時代のグローバルフード・イノベーションハブ
  •  タイ王国のハイテク東西経済回廊(EEC)に、最先端の研究開発を行うイノベーションセンターが建設されている。2021年にオープン予定のこのサイエンスパークはバイオテクノロジー研究を行う「バイオポリス」と、巨大多国籍企業やスタートアップがコラボできる「フードイノポリス」、自動化やロボティクスに特化する「アリポリス」の3つの要素を組み合わせ、世界中に食と栄養を提供する革新的な食品インキュベーターとして、ポストコロナ時代のアジアのゲートウェイとしての存在感を強化する。

    (出所:ハイテク東西経済回廊(EEC)プレスリリース)
    (出所:ハイテク東西経済回廊(EEC)プレスリリース)
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     肥沃な農地と豊富な魚介類資源が武器であるタイ王国は、自国の消費量をはるかに上回る食料を生産できる数少ない国の一つ。「世界の台所」とも呼ばれ、高品質な米から惣菜、トロピカルフルーツに至るまで、330億ドル(約3兆4800億円)相当の農産物を輸出している。国連は今後10年以内に世界の食糧需要が60%増加すると予測しており、COVID-19の混乱が多くの国で食料不安を増大させる中、タイ政府は技術、イノベーション、ロジスティクスを活用した「タイ4.0」として知られる戦略を推し進めている。キーワードは「未来のための食糧」と「先進農業とバイオロジー」。スマート農業でヘルスケア産業を推進し、王国が革新的な経済への転換を図る。
    Thailand's Eastern Economic Corridor to Become Post-COVID Global Food Innovation Hub

  • ・アプリより便利、除菌タッチパッド式コーヒーサーバー
  • (出所:United Food Group社プレスリリース)
    (出所:United Food Group社プレスリリース)
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     米United Food Group社が、細菌や病原菌の付着を防止する新タッチパッドを、自社の全ての新規・既存コーヒーサーバー「Prefect Servings」に搭載する。Perfect Servingsのタッチパッドは「Stayz Kleen」と呼ばれるポリマーバイオフィルムによって毎回細菌を除去する仕組み。米国中のコーヒー店で使用されている既存のサーバーにも、数秒で後付けできる点が便利だ。

     ここ数カ月の間にウイルス感染防止の観点から様々なタイプの飲料機器が導入されてきており、タッチレスで操作するモバイルアプリもある。United Food Group社のプロダクトエンジニアであるボブ・ロング氏は「アプリなどで操作を複雑にするとサービスの質が低下する上、飲料センターのコーヒーラインの高速化が阻害される」と指摘。確かに、コーヒーを入れるためにわざわざ毎回アプリを立ち上げるのはひと手間だ。この新たなバイオフィルムタッチパッドで利便性を保ちつつ、しっかり除菌して顧客の安全を確保する戦略に軍配が上がりそうだ。
    Perfect Servings® dispensers incorporate Anti-Microbial touch pads.

  • ・米iHerb社がロシアに1億ドル投資、eコマース基盤を拡張
  •  世界の健康と美容のeコマースリーダーである米iHerb社が、今後2年以内に1億ドル(約106億円)を投資し、ロシアのコミュニティにより良いサービスの提供開始を目指す。投資分野はロシア製品の輸出、ロシア物流会社との提携、技術開発センターの拡張、ロボティクス分野など。各分野を強化することで、iHerb社の個人向け製品をより迅速かつ効率的に顧客の自宅に配送することを可能にする。

     iHerb社は米国を拠点とする最大規模のeコマース小売業者の一つ。1200のトップブランドから3万点以上の高品質ナチュラル商品を世界中の何百万人もの顧客に提供している。社長のエムン・ザビヒ氏は「当社は世界中の顧客に、地球上で最高のセレクションのナチュラル製品を、可能な限り最高の価値で、最も便利な体験として提供すること」を使命としている。iHerb社は今後地元の顧客と強固な関係を築き、ロシア経済の活性化に貢献する決意を示す。
    iHerb Commits US $100 Million Investment in Russia to Better Serve Russian Communities