■がん診断に革命を起こすシンガポールのスタートアップ企業に投資家の応募殺到

  •  シンガポールのスタートアップ企業X-ZELL社に対し、ドイツ産業サービスグループDeutsche Industrieanlagen(DIAG)主導のシード投資ラウンドにおいて応募が殺到した。革新的な技術を持つスタートアップ企業リストにしっかりとランクインしているこのX-ZELL社とは、一体何をする会社なのかを説明すると、「次世代マルチプレックスと人工知能を組み合わせた特許取得済みのプラットフォーム技術を使用し、少量の血液サンプルから早期のがんを検出する」技術開発会社だ。

    (出所:X-ZELL社プレスリリース)

     本投資ラウンドは当初300万米ドル(約3億1400万円)を上限としていたが、新型コロナの影響により、2020年の初めに400万米ドル(約4億1900万円)まで延長することとなった。投資家が高く評価したのは、X-ZELL社の臨床能力と急速に拡大するネットワーク、チームの高い熱意と、特にこの2年で1日5万件に近い新たながん診断が行われるようになった成果だ。

     「がん診断に革命を起こす」と言われる高い診断技術を、強力な商業化計画に落とし込む能力もあり、まさに技術革新と実行力を持ち合わせた将来有望な企業だ。創始者兼CEOのセバスチャン・バクディ博士は「最も不安定な時期にもタイ、シンガポール、欧州の各チームが冷静かつ積極的に行動し、再調整を繰り返しながら集中力を保持した。このチームが、世界を変える」と意気込む。
    X-ZELL closes oversubscribed Seed+ round