■Amazon、高齢者見守りサービス「CareHub」を発表
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■Amazon、高齢者見守りサービス「CareHub」を発表
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米Amazonが、離れて暮らす高齢の家族を遠隔で見守る「CareHub」を発表した。Alexaの新機能という位置付けである。利用は無料。高齢の家族用にAlexaデバイスを1台購入して、自分と家族のAlexaアカウントを接続するだけで、すぐに利用を開始できる。
遠方の家族がAlexaに話しかけると、すぐに通知で知らせてくれる。家族が朝いちばんにデバイスを使用した時や、設定した時間(例えばお昼)までに一度も使用がないと、メッセージが送信される。家族が利用したAlexaのアクティビティ履歴にアクセスすることも可能だ(これについてAmazonはプライバシー保護を強調しており、具体的な操作の内容や、検索した曲名などは表示されないとしている)。
緊急連絡機能もある。自分のAmazonアカウントを緊急連絡先に設定しておくと、有事の際に家族が「アレクサ、助けを呼んで」と声を上げれば、Alexaがすぐに緊急連絡先に電話やメール、プッシュ通知を送信し、いち早く連絡してくれる。心配な時には、自分の方からDrop In機能を使用してバーチャル訪問をし、家族の安否を確認することも可能だ。
数か月前からAmazon従業員がCareHubの試験的な運用を開始しており、「持病があるため、緊急時に活用したい」「万一の時にすぐに助けを呼べると思うと、自信がつく」「スマホが側にない時でも、家族に連絡ができると思うと安心」などの声が聞かれているという。
Alexa can now help make the remote caregiving experience easier