2020年12月17~30日に海外の企業・大学・研究機関・米食品医薬品局(FDA)などが配信したプレスリリースの中から、注目のニュースをピックアップしました。

■コロナワクチン接種に伴う問い合わせ殺到を「AI」でさばく、米Hyro社

  •  米国の医療機関で行われるCOVID-19ワクチン接種のスケジュール管理を支援する、会話型AIバーチャルアシスタント「VAXA」が登場した。開発したのは、米Hyro社だ。

     2020年12月11日と18日に米Pfizer社、独BioNTech社、米Moderna社のCOVID-19ワクチンのFDA緊急使用許可が下りた。これにより、ワクチンのサポートセンターには接種を希望する人から通常の5倍の数の電話がかかってくることが予想されるという。そこで開発されたのが、VAXAである。

    (出所:Hyro社プレスリリース)

     Hyro社によると、VAXAを導入することで1週間以内に、ワクチンの予約や質問に関する問い合わせの40%以上をサポートセンターの担当者からAIバーチャルアシスタントに転送し、AIが人との自然な会話を通して対応できるようになるという。同時に、担当者と電話がつながらない不満から保留中の電話を切る人の数が65%減少すると予想されるとしている。

     VAXAは、よく聞かれる質問や問い合わせを分析し、医療機関のデータベース、API、ウェブページ、疾病対策センターや世界保健機関などの検証済の外部情報源からデジタルで抽出した正確な情報を提供する。予防接種の適格性、副作用のリスク、その他の懸念事項に関する質問にも対応する。

     音声とテキスト機能を備えた自然言語理解エンジンを搭載し、次の予約の前にリマインダーを自動送信する。さらに、電子カルテ(EMR)システムと簡単に結合でき、予防接種後の患者のフォローアップや副作用の兆候がないかどうかのモニタリングプロセスを簡素化する。
    Hyro Unveils Conversational AI Solution to Help Hospitals Avoid Being Overwhelmed by Patients Seeking COVID-19 Vaccinations