■Alexaの活用で病室をスマートルームに変える

  •  病室をスマートルームに変える「Aiva」技術が、フロリダのタンパベイ地域の14の病院、2500の病室に導入される。米国の非営利組織BayCareが開発した医療サービスシステムであるAivaは、現在St. Joseph’s Hospital(北)に実装されている。2021年末までに他の病院へ順次展開される予定だ。

     Aivaは、スマートスピーカーを介して、患者がリクエストを医療スタッフなどに伝える音声システムだ。患者は病室に設置されたAlexaデバイスを通して、スタッフに毛布や水など必要なものを伝えたり、テレビや音楽、ニュース情報などを「ハンズフリー」で操作することが可能。入院生活をより快適にするためのサポートを受けられる。

     患者からの要望は、適任とされる医療スタッフに送信される。医療担当者はコミュニケーション用のBayCare iPhoneで患者からのリクエストを受け取り、シームレスな接続が実現する。Aivaは2019年にSt. Joseph’s Hospital(北)とWinter Haven病院で試験運用され、患者はAivaの技術に高い満足度を示したという。

     Aivaの導入は、既に大勢が利用しているAlexaの音声アシスタント技術を病室に取り入れることで、患者の回復を支援することが狙い。今後、BayCareでは、病室の電気や温度の調整、窓のカーテンの開閉など、部屋全体の操作を音声で管理できるようにする計画だ。

     Winter Haven病院の看護師は「幅広い選択肢の中から好きな音楽やゲームを自由に選べるようになるなど、病院における患者の生活の向質は歓迎すべきこと」と、Aivaが提供するスマートルームのサービスに好意的だ。Aivaの普及は、コンシューマーフレンドリーな技術を医療分野で活用する一例となる。
    BayCare Harnesses Alexa Technology for Better Patient Experience

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