2021年3月19~25日に海外の企業・大学・研究機関・米食品医薬品局(FDA)などが配信したプレスリリースの中から、注目のニュースをピックアップしました。

■足に装着し加圧治療と歩行データ表示、デバイスがFDA承認

  • (出所:MAC Systemプレスリリース)

     入院中や自宅療養中の患者の足に装着し、患者の歩行能力を測定するウエアラブル装置「Movement and Compressions(MAC)システム」が、米国食品医薬品局(FDA)に承認された。開発したのは米Recovery Force社。

     MACシステムは患者の深部静脈血栓症(DVT)を予防するために下腿部に治療用の加圧を行い、さらに患者の歩行に関するデータをリアルタイムで表示して、医療スタッフが患者の院内の歩行状態を把握するサポートをする。

     研究によると、入院患者は95%の時間をベッドで過ごしているというデータがあるが、早期に患者を歩かせた方が、肺炎や褥瘡、血栓、入院期間の長期化を防ぐことにつながることがわかっている。MACシステムは患者の歩行に関するデータを可視化し、複雑な病院のワークフローにもシームレスに導入できる。

     米Recovery Force社の社長兼CEOであるMatthew Wyatt氏は、「MACシステムは医療業界にとって重要なイノベーションの一歩だ。DVTの予防に使用する間欠的空気圧迫法(IPC)の効果をそのままに、コードやホース、不快なポンプ音を取り除き、薄型の使いやすいウエアラブルデバイスを実現した」と説明する。ハイリスク患者が退院後も同じ加圧治療と歩行データを使用し、積極的に回復に努めることで、継続的なケアを実現する狙いもある。
    Breakthrough mobility and therapeutic device receives landmark FDA Clearance - introducing the MAC System