2021年5月1日~7日に海外の企業・大学・研究機関・米食品医薬品局(FDA)などが配信したプレスリリースの中から、注目のニュースをピックアップしました。

■米GDI社、光の点滅で認知症を予防するアプリを開発

  •  アルツハイマー型認知症の予防・抑制を目的とする新しいスマホアプリ「GammaBoost」が5月、発売される。米国立老化研究所やマサチューセッツ工科大学などの科学的研究を受け米GDI社が開発したもので、スマホカメラのフラッシュLEDから光を点滅させることにより、認知症を予防・抑制する試みだ。

    (GammaBoost。出所:GDI社プレスリリース)

     動物実験では、脳波の周波数帯である「ガンマ」で点滅する光を見ると、アルツハイマー病や記憶喪失に関連するベータアミロイド斑が減少することが実証されている。

     GammaBoostアプリは、アルツハイマー病のリスクがある人や50歳以上の人を対象とした、シンプルで使いやすい設計。STARTをタッチすると、スマホのLEDが毎秒40回点滅する。1時間後には自動的にオフになり、通知音が流れる。1日1時間程度の使用が目安で、毎日の使用が推奨されている。LEDを直視する必要はなく、仕事や読書などの作業をしながら、フラッシュが視野に入ればよい。ユーザーが使用状況と効果を把握できるよう、使用した日付と時間を記録できる。

     GammaBoostアプリは、Apple App Storeにて490円で販売されている。Android版は5月にリリースされる予定。アルツハイマー病の予防・抑制への新たな取り組みとして、その効果が期待される。
    GammaBoost®, the app defying Alzheimer's