■米国とカナダの合弁会社が次世代型パッチデバイスの発売開始へ

  • (出所:Virtual_Care_Patchプレスリリース)
    (出所:Virtual_Care_Patchプレスリリース)
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     カナダXCO Tech社と米Atlazo社が合弁会社Recon Health社を設立した。組み込み型AIエッジコンピューティングとアナリティクスの次世代バーチャルケアパッチの発売に一気に乗り出す。

     新ジョイントベンチャーが提供するのは、重要なバイタルサインの遠隔モニタリングを可能にする新たなパッチデバイスだ。パッチは臨床レベルのオールインワン型マルチセンサーを搭載。医師や看護師が遠隔医療の予約やデジタル医療サービスに、患者の客観的データを活用できる。自宅にいる患者の心血管疾患、呼吸器疾患、神経変性疾患などの医療データを確認して分析し、慢性的な健康状態の臨床診断や治療に役立てる。急速に成長するバーチャルケア市場において、競争力の高い精密医療機器となる。

     XCOの共同創業者兼CEOであるスコット・マクミラン氏は「医師の大多数が消費者向けウエアラブルの収集データを信用していない。また、ユーザー側も、使用するデバイスがクラウドコンピューティングを介してデータを収集・分析するために大量のデータストレージとバッテリーを消費するため、使いにくいという課題を抱えている」と説明する。新パッチデバイスはスマートエッジコンピューティングを採用し、Atlazo社のHSoC(ヘルスシステム・オン・ア・チップ)技術を組み込むことで、この課題を克服することができるという。

     チップに内臓されたAIと高性能のコンピューティングエンジンが、高解像度のセンサー信号を高いサンプリングレートで分析し、重要な指標や情報をBLE(Bluetooth Low Energy、低消費電力モード)経由で患者に伝える。目指すのは、「医師が信頼できるデータ、患者が理解できるデータ、そして何週間も充電せずに装着できるデバイス」だ。

     パッチは血中酸素飽和度に加え、呼吸数、心拍数、心拍変動、体温、活動量を測定する。将来的には、血圧、ECG(心電図)心拍分析、咳や音声による認知分析などの機能が追加される予定。
    XCO and Atlazo Announce Joint Venture to Commercialize Virtual Healthcare Products Leveraging Edge AI System-on-Chip Technology