■世界の著名投資家から資金調達、米スリープフィットネス企業

  • (出所:米Eight Sleep社プレスリリース)

     世界初のスリープフィットネス企業として知られる米Eight Sleep社(創立は2014年)は、著名投資家から資金を調達したと発表した。

     今回の資金調達に名を連ねるのは、元MLB選手で起業家のアレックス・ロドリゲス氏、俳優でコメディアンのケビン・ハート氏、Cruise社の創業者であるカイル・ヴォクト氏、シカゴカブスの外野手であるクリス・ブライアント氏、小説家で起業家のソフィア・アモルソ氏など、ビジネス、プロスポーツ、文化界などのリーダー達だ。最適な睡眠によって人間の潜在能力を高めることを使命とするEight Sleep社は、マイアミを拠点とするテクノロジースタートアップを支援する1億ドル(約110億円)のイニシアチブにおいても、ソフトバンクからの投資を引き出した。Eight Sleep社の睡眠技術に世界の期待が集まる。

     同社が提供する睡眠ソリューション「Pod Pro」は、睡眠中の体温変化や心拍数、寝返り、睡眠のサイクルを分析し、一人ひとりに最適な睡眠環境を実現する設計。同社のアプリにデータを送信すると、パーソナライズされたコーチングプログラムやコンテンツが提案される。それらを通してユーザーの休息を促進、体力の回復を図り、睡眠の質の向上を可能にする。

     Pod Proは、ユーザーの睡眠習慣を学習し、ベッドの温度を自動的に調整するAIを搭載している。この機能は4300万時間以上の睡眠データやサーカディアンリズム(24時間周期の体内時計)の研究など、同社が長年に渡り蓄積してきたデータと知見を元に開発されたもの。温度は手動で約12度から46度の間で自由に調節することも可能だ。

     共同創立者兼CEOのマテオ・フランツェシェッティ氏は「最適な睡眠を実現するために、これまでは複数のデバイスやツール、技術を組み合わせることが必要とされてきた。しかし、成果は出ていない。当社はユーザーに最高の睡眠体験を提供することを目指し、包括的なソリューションを構築してきた。投資家の多くはもともと当社製品の愛好家であり、Eight Sleepの技術の高さを裏付けてくれている」と語る。

     人間は一生の3分の1を眠って過ごす動物。睡眠は健康に大きな影響を与える要因であるにも関わらず、米国人の30%は睡眠不足だと報告されている。世界の睡眠市場は2024年までに5850億ドル(約64.4兆円)に達すると予測されている。その市場を牽引役として注目を集めるEight Sleep社は、米ビジネス誌Fast Companyの「2018年の最も革新的な企業」に選ばれ、2年連続TIME’s Best Inventions of the Yearを受賞している。

     起業家兼投資家のトッド・ゴールドバーグ氏は「Eight Sleepは健康において、最も重要な企業の1つ。睡眠の時間と質を大きく改善させることで、誰もが毎日最高のパフォーマンスを発揮する支援をしている」と評価する。

     Pod Proは、eightsleep.comのオンラインショップおよび米国の一部のCostco倉庫店で購入可能。マイアミのHyde HotelでPod Proを実際に試すこともできる。
    Eight Sleep Announces Strategic Investment to Revolutionize Sleep Fitness Movement

(タイトル部のImage:Photobank -stock.adobe.com)