■小児病院向け血液培養汚染を軽減するデバイスを発売、米Magnolia Medical Technologies社

  • (出所:米Magnolia Medical Technologies社プレスリリース)
    (出所:米Magnolia Medical Technologies社プレスリリース)

     米Magnolia Medical Technologies社が小児病院向けの新製品「Steripath Micro Initial Specimen Diversion Device(マイクロ初期検体排出装置)」を発売した。敗血症検査における血液培養汚染を軽減するデバイスだ。Steripathプラットフォームは既にFDA(米国食品医薬品局)承認を取得しており、2つの小児病院で3カ月間使用した結果、血液培養の汚染率は0%だったという。

     「血液培養」は患者の血流中の微生物を検出する際によく用いられる診断ツールで、敗血症などの生命を脅かす血流感染症の診断や治療に欠かせない。臨床的に重要な検査であるにもかかわらず、これまでの検査では静脈穿刺から外れたスキンプラグや生存微生物を含む断片で血液培養の30~50%以上が汚染され、偽陽性の検査結果が出ることがあった。偽陽性が発生すると、抗生物質の過剰使用、再検査、治療の遅れ、追加の処置、入院期間の延長、患者と病院のコスト増加(平均8,720ドル、約95万円)などのリスクの要因となる。

     Steripathは小型な軽量装置で、血液培養を採取するプロセスを標準化し、汚染率を直ちに、かつ持続的に低減する。患者は敗血症などの血流感染の正確な診断を受けることで、的確かつタイムリーな治療や予後の改善、敗血症の誤診による医療負担の軽減が期待できる。

     Magnolia Medical Technologies社のCEO兼共同設立者であるグレッグ・ブリントン氏は「最も脆弱な患者達の血液培養汚染を減らすために設計された最初の技術ソリューションだ」と胸を張る。同社は、他にも80件以上の方式・装置・デザインの特許を含む知的財産ポートフォリオを蓄積しており、70件以上の特許を申請中だ。
    Magnolia Medical's New Blood Culture Collection Technology Enables Children's Hospitals to Reduce Contamination Rates to Zero