2021年9月11~17日に海外の企業・大学・研究機関・米食品医薬品局(FDA)などが配信したプレスリリースの中から、注目のニュースをピックアップしました。

■妊娠初期の胎児の性別を判定、米Kinstagen社が検査キット

  • (出所:米Kinstagen社プレスリリース)
    (出所:米Kinstagen社プレスリリース)

     米Kinstagen社が妊娠初期の胎児の性別を5分で正確に判定する新検査キット「KinTouchb2X Test」を発表した。精度は99.8%以上とされる。KinTouch b2X Testは、最先端のALFA(アレリック・ラテラル・フロー・アッセイ)DNAハイブリダイゼーション・プラットフォームを使用。指先のcfDNA(破壊されたり死滅した細胞に由来する血中のDNA)に触れると、センサーが5分で、簡単に妊娠7週目の赤ちゃんの性別を判定する。

     Kinstagen社を設立したのは、プリンストン大学を卒業し、DNA生物物理学の分野で30年以上の経験を持つCN・ワン博士。ALFA技術の立役者と言われる。ワン博士は、「当社の超高感度技術は、ユーザーの手のひらに複雑なDNAラボのパワーを与える。シンプルかつ自給自足型のテストとして、ゆくゆくは従来の血液に基づくNIPTテストに取って代わる、未来型タッチDNA診断の原型となるだろう」と将来像を語る。「2001年宇宙の旅」で有名なSF作家アーサー・C・クラークが、「十分に進歩した技術は、魔法と見分けがつかない」と述べた通り、まさにKinTouch b2Xテストは、驚くほどシンプルで迅速、かつ高感度な研究所の技術をポイントオブケアレベルで提供する。

     これまでの赤ちゃんの性別検査では、男の子の性別を判定するために、母体血中の DYZ1 繰返し配列を PCR で増幅する方法をとってきた。しかし、予測できない DYZ1 の多形性により、配列増幅に不確実性が生じることがある上、胎児の遺伝物質が消失している双生児、キメラ(融合)遺伝子や性染色体異常の胎児のものである場合、誤った結果が出てしまうという問題を抱えてきた。

     一方、KinTouch b2X Testは、胎児のX染色体数を区別するために、胎盤由来のβHCG遺伝子の特定の対立遺伝子を標的とする。X染色体が1本の場合は男の子、2本の場合は女の子となる。つまり、X染色体の数を数えることで、胎児の性別を知ることができるのだ。このメカニズムにより、KinTouch b2Xテストはシンプルで正確かつ堅牢であり、男性のDNA混入も防げる。

     KinTouch b2Xテストキットは、アッセイの一貫性と信頼性を確保するためにテストを2セット用意している。万一KinTouchテストの結果が出生時の性別と一致しなかった場合、200%の返金が保証される。KinTouch b2X Testは現在kinstagen.comで販売中だ。2021年9月1日から9月30日までのプロモーション期間中、30%のオンライン割引を受けられる。
    Kinstagen Releases Early-Reveal Baby Gender Test