パブリックからプライベートへの移行が進む

 ペイヤーに関して言うと、民間保険の役割もますます大きくなります。今後は公的なペイヤーがカバーする範囲は、一定の範囲に絞られていく可能性があります。その流れの中では、相対的に民間保険への期待役割が大きくなってくるのではないでしょうか。こういった流れも含めて、セルフメディケーションの時代と考えるべきです。

 パブリックからプライベートへの移行が進む潮流として、前述のデータ保有について例に挙げるならば、保有主体が高い専門性を持つ民間に移ることにより、セキュリティーも守られ、コストも安くなっていくでしょう。利活用に向けたイノベーティブな取り組みも、民間の柔軟性と投資力でスピードが上がることが期待されます。

 もっとも、医療は広い意味で公的であるべきです。プライベートの役割は、既に構築されている業界を変えていくための新しい力だと考えています。ですから、プライベートへの移行というのは、今後のヘルスケア変革をドライブしていく動きだと見ています。