『未来技術展望(Explorer)』シリーズは、米スタンフォード研究所からスピンオフした米SBIの技術マネジメント・レポートです。

先進各国の主要な先端企業や公的機関に導入され、戦略ツールとして活用されています。

各技術の論点を素早く理解して業務遂行に当たることを要求される担当者に対して、「事業化に影響を及ぼす社会的な要因」「不確実性がビジネス環境に与えるインパクト」「市場の発展可能性」などを、使用単語を制限したグローバル対応の簡潔な英語で解説しています。

レポートを構成する5つのセクションでは、アナリストが考察した結果をチャート形式でまとめています。

レポートの構成

1.技術体系の全体像

医療の分野では、ICTをベースとした高度な医療サービスや個人の日常データを有効 利用した「個別化医療」へ進む。ICTを活用した介護」や「予防」、さらに「健康な生活の維持」へのICTの利用拡大が進む。また、脳の健康も重要なテーマになる。


2.事業化に影響を及ぼす外的要因

このセクションではレポート作成に関与したアナリストが抽出した外的要因を6つのパラメータに整理して提示します。技術開発に直接従事するメンバーだけでなく、事業開発に取り組む一人ひとりが、広い視点で自らの役割を明確化するきっかけを与えます。


3.不確実性の考察と観察すべき領域

ここでは、事業開発を取り囲む重要課題の不確実性について提示します。開発途上で遭遇する可能性のある様々な事象(技術のブレークスルー、法規制、生活様式の変化など)を、「不確実性」と「ビジネス開発に与えるインパクト」の両面から考察し、シナリオ・プランニングで使用されるI/U(Impact and Uncertainty)チャートの形で提供します。


4.市場の発展可能性

技術革新、社会現象などの要因を関連付け、市場開発に影響を及ぼす分岐点に関する理解を促します。市場の発展過程に関する認識を楽観的に一面化し、あるいは悲観的に捉える一点予測は、百害あって一利なしです。技術の事業化を目指すプロジェクトメンバーの一人ひとりが、市場の発展可能性を理解することは、組織のレジリエンスを高めます。このセクションをもとに未来に対するプロジェクトの共通認識を醸成し、状況変化に即応する体制について議論を深めることが可能となります。


5.製品・サービスの展開

ここでは、当該分野の事業開発競争の現状を、現在の開発発展段階を示すS字カーブで表現しつつ、アプリケーション開発の観点から整理します。重要なアプリケーションに関しては、要素技術から完成品までの技術開発に、どのような企業がどのように絡んでいるかをフローチャートで示し、業界構造の概略を解説します。

レポートのラインナップ
  • AI(人工知能)
  • 自動運転車
  • IoT(モノのインターネット)
  • ビッグデータ
  • ユーザーインタフェース
  • モバイル通信
  • 再生可能エネルギー
  • エネルギー貯蔵
  • 燃料電池
  • 太陽光発電

SBIとは

1946年、米スタンフォード大学の付属研究所Stanford Research Institute(SRI)が設立されました。SRIは、受託研究・開発のみならず、技術マネジメントに関連するコンサルティングを通して、世界の企業や政府・公共団体等の業務を支援してきました。技術開発の成果はビデオテープの基本録画技術、パソコン用マウスの発明、インターネットの基となるARPANETの開発、抗マラリア新薬など多岐にわたり、現代社会を支える多くの基盤技術を生み出してきました。2001年、SRIのスピンオフ企業として幅広い情報サービスとコンサルティング機能を兼ね備えた「SRIコンサルティング・ビジネスインテリジェンス」が発足、2009年に社名をStrategic Business Insightsに変更して現在に至っています。