新型コロナの影響が社会やビジネスに大きな変化をもたらそうとしている。日経BPは、パンデミックによる社会変革について、ビジネスパーソンを対象に「5年後の未来に関する調査」として、2020年5月からアンケート調査を実施中である。延べ1万人(2020年10月時点)への調査からビジネスパーソンに急速な意識変化が起きつつある状況を捉えた。調査結果サマリーは、日経BP 総合研究所の会員制Webサイト「イノベーションリサーチ インサイト会員ページ」で公開中である。


 今回は、新型コロナによるワークスタイルやビジネス環境の変化が、ビジネスパーソンのキャリア意識にどのような影響を与えたかを取り上げる。分析には2020年10月に実施した調査データを用いている。

 新型コロナをきっかけに転職、起業などキャリアや働き方を変えることを考えていると45%が回答した(図1)。「すでに変えた」、「変えるために準備をしている」と具体的な行動に移している顕在層は約2割存在し、新型コロナの影響を受けた人材の流動化が始まっている。

図1●キャリアや働き方の変更
図1●キャリアや働き方の変更
出所:日経BP総研『5年後の未来に関する調査 <全産業定点観測(2020年10月)編>』

 キャリアや働き方の具体的な変更内容も尋ねた(図2)。上位3つは「副業」「違う業界の会社への転職」「起業」である。「違う業界への転職」は新型コロナの影響によってマイナスへの影響を受けた業界からの転出組と考えられる。

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