日経BP総研は、テスラの電気自動車「モデル3」「モデルS」の2車種を分解調査している。モデル3を米国から入手し、2019年10月初旬に新潟国際自動車大学校の協力のもと、1次分解を実施した。

モデル3をバラバラに

 「モデルSに比べると別の自動車メーカーが設計したかのような車体に感じる」――。モデルSとモデル3の両車の分解に立ち会った関係者はこう口をそろえる。

 モデルSではオールアルミだった車体は、鋼製モノコックボディに変わり、車体を制御する電子制御基板(ECU)は統合され、複数枚の基板で車両全体をほぼ制御できるまでに洗練されていた。

モデル3は鋼製のモノコックボディを採用
複数枚の基板で車両をほぼ制御可能なモデル3

 パワートレーンは、モデルSでは配管と溶接が多用されていたが、モデル3では外装は鋳造品となり、大量生産が可能なユニットに変貌を遂げていた。

駆動ユニットの比較
左がモデルS、右がモデル3のインバーター部分の外装。モデルSは溶接を多用した一品ものであるのに対し、モデル3は大量生産が可能な鋳造品である。

 テスラのモデル3の分解については、『テスラ「モデル3/モデルS」徹底分解【全体編】』で、モデルSとの比較をはじめ、1次分解で分かった各部品の構造や特徴を解説している。