特集 リモートケア、発進! 目次

「顔色、いいですね。血圧も体温も安定していますね。いつも通りのお薬を処方しておきます」
ビデオ会議を使って、離れた場所にいる医師が自宅や職場にいる患者を診察し、薬を処方する。そんなオンライン診療が一般的になる日は近い。
オンライン診療が普及する結果、広がるのが医療機関とつながる新しい端末だ。ここには薬局や介護、家事の手伝い、ケータリング、タクシー、娯楽、金融など、在宅患者の生活を支援するサービスが一斉に載ることになる。
この生活全般をサポートするサービス群が「リモートケア」だ。2019年、リモートケアが離陸に向け滑走を始める。
目次
- 【総論】
生涯で必ず使う生活支援サービス それがリモートケアの本質 - 【求められるシステム像】
制度の悪用防止に動く厚労省 生き残るのは行儀のいいサービス - 【先駆者たちの声】
医療従事者ネットワークと健常・未病時のデータも必須に