新旧セルを徹底比較
モデルSもモデル3もNi過剰の正極とSi系負極を採用
まずは実際の分解現場の動画を
お楽しみください。
電気自動車として専用設計されたテスラの「モデル3」「モデルS」に搭載されているLiイオン2次電池に焦点を当てて、専門家が徹底的に分析調査しました。モデルSには「18650」と呼ばれている直径18mm×長さ65mmの円筒型セルが、モデル3には「2170」と呼ばれている直径21mm×長さ70mmの円筒型セルを採用しています。本レポートでは、電池パックからの分解調査をはじめ、電池セルの充放電特性や高レート特性、サイクル特性を評価しました。また、分析装置メーカーや専門家の協力を得てセルを構成する正極と負極、セパレーターの材料分析を実施しています。モデルSは2015年製のセルと新車のセルを比較し、外形サイズは同じながら電極構造や材料系が変更になっていることが判明しました。モデル3との比較を通して、正極はよりNiリッチのNCA系を、負極はSi系材料を採用し、高容量化を進めていることを材料分析から明らかにしています。
特 徴
- モデル3とモデルSの
円筒型セルをX線観察 - セルの充放電特性や
サイクル特性、
単極での充放電特性を計測 - NiリッチのNCA系正極と
Si系負極を徹底的に
材料分析 - ナノ不織布と
セラミック層を
備えるセパレーターを
詳細調査
目 次
第1章総論
- 1-1 モデル3/モデルSの概要
- 1-1-1 モデル3
- 1-1-2 モデルS
- 1-2 電池パック
- 1-2-1 モデル3
- 1-2-2 モデルS
- 1-2-3 電池パックのまとめ
- 1-3 電池モジュール
- 1-3-1 モデル3
- 1-3-2 モデルS
- 1-3-3 電池モジュールのまとめ
第2章セル構造
- 2-1 X線観察
- 2-1-1 モデル3(新車)
- 2-1-2 モデルS(新車)
- 2-1-3 X線観察のまとめ
- 2-2 セル分解
- 2-2-1 モデル3(新車)
- 2-2-2 モデルS(新車)
- 2-2-3 モデルS(中古車)
- 2-2-4 セル分解のまとめ
第3章材料分析
- 3-1 正極分析
- 3-1-1 断面分析
- 3-1-2 XRF/XRD分析
- 3-1-3 深さ方向元素分析
- 3-1-4 顕微レーザーラマン分光分析
- 3-1-5 顕微レーザーラマン分光によるマッピング分析
- 3-1-6 表面元素マッピング分析
- 3-1-7 表面元素定性分析
- 3-1-8 正極単体での充放電曲線
- 3-1-9 正極分析のまとめ
- 3-2 負極分析
- 3-2-1 断面分析
- 3-2-2 SEM像
- 3-2-3 深さ方向元素分析
- 3-2-4 顕微レーザーラマン分光分析
- 3-2-5 顕微レーザーラマン分光によるマッピング分析
- 3-2-6 表面元素マッピング分析
- 3-2-7 表面元素定性分析
- 3-2-8 負極単体での充放電曲線
- 3-2-9 負極分析のまとめ
- 3-3 セパレーター分析
- 3-3-1 SEM像および物性比較
- 3-3-2 深さ方向元素分析
- 3-3-3 顕微レーザーラマン分光分析
- 3-3-4 DSC測定
- 3-3-5 セパレーター分析のまとめ
- 3-3-6 材料分析のまとめ
第4章セル特性
- 4-1 単セルでの充放電特性
- 4-1-1 サイクル特性
- 4-1-2 高レート特性
- 4-1-3 直流抵抗
- 4-1-4 単セルでの充放電特性のまとめ
- 4-2 単極での充放電特性
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