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和牛日本一に輝く鳥取・大山黒牛の店「焼肉 強小亭GINZA」が東京・銀座にオープン

ブランド再興にかけた10年、アジア進出も視野に

文/特記なき写真:カンパネラ編集部 03.27.2018

和牛王国の再興をかけて立ち上げた新ブランド「大山黒牛」

「焼肉 強小亭GINZA」の出店を足掛かりに、世界ブランドを目指す「大山黒牛」。その名が全国に知られるようになってきたのは最近のことだが、実は鳥取県はかつて、子牛を多く生産する「和牛王国」だった。

江戸時代には全国唯一の牛馬市が栄え、明治時代には日本最大の市場が立つほどだったという。しかし、三重県の松坂や兵庫県の神戸、岐阜県の飛騨などが続々と和牛ブランドとして名を上げる一方で、鳥取和牛は後れをとってしまう。地元の子牛が他産地に売られ、その土地のブランド牛として売られることも多かった。

そうしたなか、今から10年ほど前に地元発の和牛ブランドを再興しようと立ち上がったのが「大山黒牛」だった。


「極上の味を堪能していただきたい」

仕掛け人である生産者の西田佳樹さんは、大山黒牛の特徴をこう語る。

「もともと大山山麓は清涼な伏流水に恵まれ、地元の農家さんが減農薬で育てたお米のわらも豊富にあり、おいしい和牛を育てるのに適した環境です。ただし、肉質にもトレンドがあり、10年の年月をかけて改良に取り組みました。市場で求められているオレイン酸を多く含んだ良質な霜降り肉をつくり上げたのです」

良質な肉を得るために、通常は牛を5頭飼育するスペースに2〜3頭しか入れずにゆったりと育て、ビタミン豊富な飼料を与え、気候に合わせた体調管理を徹底するなど、日々の努力を惜しまなかった。その甲斐あって、2017年の和牛オリンピックで、見事、種牛能力と産肉能力を総合評価する部門で大山黒牛は1位を獲得した。

「自分の手塩にかけた牛たちが他産地のブランドで売られていくのが耐えられず、大山黒牛のブランドを立ち上げました」と語る西田佳樹さん(左)と、「焼肉 強小亭GINZA」の店長の小松原真吾さん(撮影:カンパネラ編集部)

「現在、私が手がける大山黒牛の数は130頭。一頭一頭手間ひまかけて飼育しているため、1カ月に2頭しか出荷することができません。『焼肉 強小亭GINZA』さんには、大山黒牛の旨みを引き出す素晴らしいメニューを考えていただきました。ぜひ多くのみなさんに極上の味を堪能していただきたいと思います」。そう語る西田さんは、料理人で「焼肉 強小亭GINZA」の店長の小松原真吾さんと固い握手を交わす。

鳥取から東京、そして世界へ。「和牛の極み」を追求する大山黒牛の挑戦はまだまだ続く。

【店舗概要】

店舗名:焼肉 強小亭GINZA
住所:東京都中央区銀座7-12-4 友野本社ビル1階
電話番号:03-3545-0707
アクセス:地下鉄銀座線 銀座駅 徒歩7分
営業時間:17:00〜23:00 月曜日定休
ホームページ:https://kyoshotei-ginza.com/

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