Retty社員の仕事とグルメ

遠くても行く価値のある最高峰の讃岐うどんはどの店か?

第9回:「讃岐うどん担当」川崎翔護さん

聞き手・文:橋富政彦/写真:カンパネラ編集部(特記なき写真) 07.10.2018

小学生の頃、「おやつ」にうどん

──川崎さんは「うどん県」ともいわれる香川県出身で、担当ジャンルは「讃岐うどん」だそうですね。

川崎 自分が何か担当するのであれば、それは讃岐うどんしかないだろう、と(笑)。香川県って本当にうどん店が多いんですよ。一説には、コンビニの3倍もあるといわれているぐらいです。「釜玉カルボナーラ」のような変わり種のうどんを提供する店もありますが、基本的にはセルフサービスで釜揚げやぶっかけ、いりこだし(煮干しだし)で食べるのが讃岐うどんのオーソドックスなスタイル。それとやっぱり値段の安さも大きな特徴ですね。1杯100円ぐらいの店も珍しくありません。東京に出てきたときは、うどんの味の違いもさることながら、値段の高さに驚きました……。

(写真提供:Retty)

──香川に住んでいるときからうどんをよく食べていたのですか。

川崎 香川だと生活のいろんなところでうどんが絡んでいるんですよね。中学校の職場体験がうどん店だったり、高校生のバイト先がいりこ工場だったり。小学生の頃、放課後に友だちの家で遊んでいると「おやつ」にうどんが出てくることもありました(笑)。

あと、私が通っていた高校には「うどん茹で麺器」がありました。学食でうどんの玉を買って、自分たちで茹でて食べるんです。ただ、学食の席数は限りがあって先輩たちに独占されてしまうので、1年生はうどんが食べられない。私はどうしてもうどんを食べたかったので、先輩と仲良くなってなんとか茹で麺器を使わせてもらえるようにしました(笑)。多いときは週5で昼食にうどんを食べてました。

──さすがですね。讃岐うどんを担当するようになって意識されるようになったことはありますか。

川崎 やっぱりもっと積極的にいろいろな店に行って、さらに讃岐うどんについて知ろうという気持ちになりましたね。私は香川県西部の観音寺市の出身で、よく行くのは地元の店がほとんどだったのですが、今は香川に帰省するたびに親のクルマを借りて各地のうどん店を回っています。1日4軒ぐらい回ることもありますよ。それでも、本当に香川にはうどん店が多いので、とても回りきれません(笑)。

今では讃岐うどんがすっかり有名になってしまったので、連休中など人気店は観光客でものすごい行列ができて、地元の人が食べられないこともあります。時には100人待ちなんていうことも……。

特産品としてのブランディングにはかなり成功しているといえるのではないでしょうか。それでも値段も味も変わらず安くておいしいというところが、讃岐うどんの素晴らしいところだと思います。

家飲み酒とも日記