Retty社員の仕事とグルメ

遠くても行く価値のある最高峰の讃岐うどんはどの店か?

第9回:「讃岐うどん担当」川崎翔護さん

聞き手・文:橋富政彦/写真:カンパネラ編集部(特記なき写真) 07.10.2018

名店「谷川米穀店」の衝撃的なおいしさ

──では、そんな川崎さんのおすすめの3店を教えてください。

川崎 超有名店ですが、どうしてもオススメしたいのが、言わずと知れた名店、香川県まんのう町の「谷川米穀店」です。これまで数多くのお店で讃岐うどんを食べてきましたが、ここはまさに別格。だしはなく、テーブルに置かれた醤油と自家製の青唐辛子漬け、味の素などで味付けをして食べるシンプルなうどんなのですが、麺の独特の“もにょもにょ感”がこれまでに味わったことのない極上の味わい。「ずっとこれを口に入れていたい」と強く思ったことを覚えています。

香川県まんのう町「谷川米穀店」のうどん(写真提供:Retty)

自分好みに味付けができるので、その変化を楽しんでいると、比喩ではなく、本当に箸が止まらなくなります。この店に来る前に2店ほどハシゴをして、3店目だったのにもかかわらず、思わず3杯もおかわりをしてしまうほど衝撃的なおいしさでした。

土器川のかなり上流部の離れた場所にあるのですが、時間をかけて行く価値のある最高峰の讃岐うどんがいただけます。順番を待っているときに、お店の横に流れている全く濁りのない透き通った川の水を見て、この水がきっとおいしさの理由なんだろうなと思いました。ここでしか食べられない味ですね。

香川県観音寺市「かじまや」のうどん(写真提供:Retty)

続いては、私の地元、観音寺市の「かじまや」です。実は子供の頃はあまりに当たり前にうどんをしょっちゅう食べていたので、正直にいうと「うどんなんてどこで食べても同じ味」だと思っていたのですが、中学生の頃に友人に勧められてここのうどんを食べて「これまで食べてきたうどんとはおいしさが全然違う!うどんも店によって味わいが異なるんだ!」と思い知らされました。

ここで抜群においしいのは釜揚げ。コシがちょうどいい感じの麺にかなり辛めのだしをつけていただきます。大量のショウガとネギがついてくるのですが、私は全部一気に入れちゃいます。さらにウズラの卵とゴマをたっぷり入れるのがお気に入り。そこにうどんを浸してすすり込むとショウガで口がカァッと熱くなると同時にだしの旨味と麺のつるつる感が口いっぱいに広がります。その味わいは家族や友達と一緒に数えきれないぐらい食べてきた思い出の味。今でも帰省する度に必ず食べに行っています。

おにやんま」五反田店のうどん(写真提供:Retty)

最後は東京で数店舗展開している「おにやんま」です。以前、Rettyのオフィスが五反田にあった頃は五反田店に昼も夜もよく通っていました。実は昔は「東京の“讃岐”うどんなんか食べるもんか!」という変に歪んだ郷土愛を持っていたのですが、それを変えてくれたのが、この「おにやんま」のうどんです(笑)。しばらく帰省できない時期が続いているときにここのうどんを食べると、そのコシと食感に「ああ、やっぱりいいなぁ……」と香川が懐かしくなるような感覚になりますね。

揚げたてで提供される天ぷらもおいしくて、鶏天とちくわ天ぶっかけがおすすめ。優しい味のだしに天ぷらの油が溶け込んで一層旨くなりますよ。

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