繁盛する秘訣

若者たちへの新ビール提案、「DRY THE COOL」でスタイリッシュに決めよう!

文/写真:カンパネラ編集部(長坂 邦宏) 04.18.2019

20〜30代の若い男性のお酒離れが深刻。でもその一方で、彼らの外飲みの機会はどの世代よりも多い?! 首をかしげてしまいそうなこの現象、どういうことなのか。インバウンド効果も相まって行け行けドンドンの勢いすら感じられる東京の銀座・有楽町界隈。実はそこでも飲食店、ドリンクメーカーがともに若者を引き止める秘策づくりに一生懸命だ。スタンディングバーの草分けである「銀座300BAR(スリーハンドレッドバー)」、それにアサヒビール、両者の思いが一致したイベントの仕掛けがあるというので取材してみた。

夕方になってから地下1階への階段を、若い男女や訪日外国人たちがまるで吸い込まれるかのように次々に降りていく。東京・銀座の商業施設「GINZA SIX」のすぐ近く。その人の流れに続いて階段を降りていくと、大音量のミュージックとあちこちから上がる歓声が入り口の手前で聞こえてきた。4月13日土曜のこと。

若い男性の酒離れ、「DRY THE COOL」で若者層の新需要を創造へ

ここは「銀座300BAR 5丁目店」。銀座エリアのスタンディングバーの草分けとして知られる。この日は店がオープンして27年を記念した一夜限りのイベントが開かれていた。「5丁目店は銀座300BARの3店舗の中で一番外国人のお客様が多く、3割以上を占めています」と5丁目店長の杉澤康啓さんがいうように、店内は訪日外国人の姿がたくさん見られる。みんなビールの小びんを片手に会話を楽しんでいる。

訪日外国人はとにかくノリがいい

この日のキャンペーンを担当した「ザ・クールガール」

銀座300BARは料理やお酒がいずれも300円(税別)で楽しめるのが特徴で、キューバ・ハバナ発祥のカクテル「モヒート」が年間約4万杯も販売されているなど活気に満ちた空間だ。旅行口コミサイトの「トリップアドバイザー」で 人気上位を占めたり、海外メディアで紹介されることも多く、訪日外国人の間でも人気のナイトライフスポットだ。

20代後半から30代半ばのお客さんが多く、人気も沸騰中。それなら何の問題もないはずと思うが、課題があるのだという。「銀座300BAR NEXT」の店長、高橋良平さんはこう話す。

「銀座300BARが誕生した27年前に足を運んでくださったお客様は50代に差し掛かりますが、お客様の平均年齢が次第に上昇していますし、とくに最近は若者の酒離れが深刻です。私が勤め始めた15年ほど前は1人で何杯か飲んでくださったのが今は1杯か2杯。3杯はまれです。しかも、『とりあえずビール』だったのが、最初からハイボールやレモンサワーといったライトなものへどんどんシフトしています。ノンアルコールを飲む方も少なくないですよ」

以前にくらべて女性の姿こそ多く見られるようになったものの、男性のお酒消費がかなり落ち込んでいるのだという。インバウントに力を入れているのは、そうした落ち込みを下支えするのがねらいの一つのようだ。


銀座300BAR 5丁目店の27周年イベントは、「COOL JAPAN」をテーマにして「新たな輝きと成長をめざして再出発する」という思いが込められた。そして、そのイベントで提供されたビールが「スーパードライ ザ・クール」、愛称「DRY THE COOL」だ。アサヒビールが若年層の新需要を創造するため新たに開発したビールで、初の業務用市場向けの小びん(334ml)で提供する。

カンパネラナイト