入門! ホムパの達人

ホムパ最強アイテム、ローストチキンをマスターしよう

第2回:トルティーヤで冷めてもおいしく バリエーション豊かな食べ方でもっと楽しい(前編)

文:崎谷 実穂、レシピ&料理:and recipe、写真:村上 未知(特記なき写真) 06.12.2017

この連載は、アニメ鑑賞と将棋が趣味で、基本引きこもり系の30代ライターが、とある「ホムパの名人」にしごかれ、「ホームパーティー=ホムパの達人」になり、限られた予算と限られた時間で、それは素敵な「ホムパ料理」を自在に披露できるまでの成長を描く物語である。第2回は、本格派アイテムのローストチキンに挑戦する。

前回、ホムパ名人のand recipe 山田英季さんに弟子入りした私は、トータル1時間半で作れるという前菜、サラダ、パンにつけるアレンジバター、副菜、メインの5品を教えてもらった。

たしかに、これだけ作れればホームパーティが開ける……かも。でも、ぜんぜんまだ、「うちでホームパーティーやるから来て!」と友人を誘うほどの自信は持てない。ホムパの達人になるには、ロールプレイングゲームでいうところのレベルもアイテムもスキルも足りないような気がする。

そんな心もとなさを抱えて、今月もやってきました、and recipeのキッチンへ。まだ、ホームパーティを開く自信が持てないという私に、山田師匠はおごそかにこう告げました。

「チキン丸焼きじゃ!」
「チキン丸焼きじゃ!」

山田 そんなお主に、とっておきの最強スキルを授けよう。

崎谷 最強スキル……?

山田 チキンの丸焼き。ローストチキンの作り方じゃ!

「丸焼き!?」
「丸焼き!?」

チ、チキンの丸焼き……。人生で一度も作ったことがない。たしかにチキンの丸焼きの““パーティ力”は最強レベルだ。四畳半の和室であっても、会議室であっても、そこにまるごと焼かれたチキンがあれば、相当パーティしている感じが出る。ホムパの達人になるならば、避けては通れない一品だろう。

これが……
こうなる!

崎谷 ぜ、ぜひ作ってみたいです! 師匠、お願いします!!

山田 今回はメキシカン・テイストじゃ。お主も、……もうやめますね、このノリ。サキヤさんもメキシカン、好きでしょ? 料理は4品。それにウェルカムドリンクをプラスして5品作ります。時間は2時間!

崎谷 おお、5品2時間。しかも丸焼きがあって。

山田 はい。

(1)ローストチキン

(2)メキシカンサラダ

(3)フライドポテト

(4)トルティーヤ&チップス

(5)ライムミントビール

崎谷 こんなの2時間でできるのかな? それにローストチキンがメキシカン……? チキンの丸焼きって、もっと洋風料理のイメージでした。

山田 それはたぶん、チキンの丸焼きはクリスマスに食べるもの、というイメージがあるからでしょうね。でも、もっといろんなシーズンで鶏の丸焼きを作っていいと思うんだ。なんたって簡単だし。というわけで、ちょっとジャンキーなおいしさのあるメキシコ料理っぽい感じで、全体をまとめてみようと思ったんです。さらにいえば、もうひとつメキシカンにした理由があって

崎谷 理由?

山田 丸ごとのローストチキンって……それだけ食べてると、わりとすぐ飽きるんですよね。

崎谷 うっ、たしかに。

山田 だから、冷めてもおいしく、いろいろなバリエーションをつけて食べられるような工夫をしようと思って。トルティーヤを作るのも、途中でサラダの野菜とチキンを包んでタコスっぽく食べられるようにするためなんです。

崎谷 なるほど! おいしそうだし、自分でその場でタコス作って食べるとか、楽しそうです。

山田 パーティっぽいでしょ? というわけで早速、メキシコの薄焼きパン、トルティーヤから作り始めましょう。

家飲み酒とも日記