ナウい飲みニケーション!

お酒は“口実”です……スマイルズが実践する社員の価値を高める「コムザケ」って?

第11回 スマイルズ

文:西本 美沙 / 写真: 中島 正之(特記なき写真) 02.14.2018

社内飲み会がコミュニケーションの活性化に一役買っているのは、これまでの取材から見えてきました。でも、「コミュニケーションのためだけの飲み会は必要ない」と教えてくれたのは、食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」やネクタイ専門店「giraffe」などを展開するスマイルズ。社内飲み会に新たな価値を生み出す彼らの飲みニケーションとは?

食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」、ネクタイ専門店「giraffe」、セレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」、ファミリーレストラン「100本のスプーン」、コンテンポラリーフード&リカー「PAVILION」、海苔弁専門店「刷毛じょうゆ 海苔弁 山登り」などを展開する株式会社スマイルズ。「世の中の体温をあげる」をキーワードに、常識にとらわれない新しい価値を提供しつづけている彼らの飲みニケーションとは? スマイルズに潜入です。

こだわり1:コミュニケーションのための飲み会はいらない

カンパネラ編集部が通されたのはキッチンのある部屋。机の上には「PAVILION」から届けてもらったというオシャレなおつまみが並んでいました。「このキッチンはSoup Stockの商品開発などでよく使っており、『まかないあります』とメールが流れると、みんなつい集まってしまうんです」と語るのは広報の箕毛さん。

キッチンや食があることで、自発的に社員が集まる。ということは、ここで定期的に親睦会も兼ねて社内飲み会が開かれているのでしょうか?

「いえ、コミュニケーションを目的とした定期的な社内飲み会はやっていません。以前はやっていたこともありましたが、それぞれ仕事がある中で、そのためだけの飲み会はなかなか続きませんでした。会社が主導でコミュニケーション目的にやるものではなく、不定期ですが、社員自らテストキッチンを使ってゆるい飲み会や、朝食会などを企画したり、というのはありますね」

講義が始まる前にまずはカンパイ!

そんなスマイルズが不定期で開催しているのが「小難しい話とそれを中和する酒の力」。通称、「コムザケ」です。「コミュニケーションをとるための飲み会はいらないと思っています。それは社員同士がそれぞれ行っているので、むしろお酒の力を借りて小難しい勉強会をしています」と語るのはコムザケの企画者であるクリエイティブディレクターの野崎さん。

コムザケは、コミュニケーションのためではなく、学ぶための場。勉強と言われると、つい一歩下がってしまいそうですが、そこを埋めてくれるのがお酒の力というわけです。毎回、コムザケではマーケティングの基礎を軸に、社員一人ひとりが知っていてほしいテーマでワークショップを行っているそう。

今回は「企画力へのご招待」と題し、問題・課題・解決策について学ぶワークショップです。これまで20回以上開催されたというコムザケですが、毎回社員へ告知する前に情報を聞きつけた人たちで定員になってしまうほどの人気ぶりだそうです。この日は、クリエイティブチームのメンバーをはじめ、人事、広報など8人が参加していました。

せっかくなので、カンパネラ編集部もワークショップに参加させていただきました!

ピルゼンアレイ