ナウい飲みニケーション!

「働き方を革新する」30以上の人事制度が個人の創造性を高める/Sansan

第8回 Sansan

文:西本 美沙 / 写真:菊池 くらげ 10.26.2017

こだわり2:「働き方を革新する」生産性を高めるサテライトオフィス

そして、人事制度の中でも気になるのが「サテライトオフィス(ラボ)」の取り組みです。Sansanでは現在、関西・福岡・名古屋・札幌の4支店と、徳島・神山、京都、新潟・長岡、北海道・札幌の4つのラボがあります。「働き方革新」を目指す企業として自らの新しい働き方にも挑戦するため、2010年からスタートした「Sansan神山ラボ」を皮切りに、全国のラボには複数のエンジニアが常駐しています。距離は離れていても、毎週月曜の全社朝会にはオンラインで各拠点も参加しているため、情報共有には不自由は感じないといいます。

今回の会場にも神山ラボ、名古屋と大阪のオフィスの様子が映し出されていました。タイミングが合えば全国各地の社員も「つまみーの」にオンラインで参加するそうです。

名古屋、大阪から参加した社員の和田さんいわく、「つまみーの」は同じ支店内のコミュニケーション活性化にもつながっているそうです。

名古屋、大阪支店とスカイプでつないで乾杯。インターネットを活用し各地点とのコミュニケーションも活性化させている

こだわり3:社内での出会いが事業資産に変わる。

飲み会も終わりに近づき、みなさんもいい感じに酔い始めたころ、楽しそうに語り合う2人の姿が。ビジネス開発部の船越さんと、マーケティング部の柳生さんです。

楽しそうに語り合う船越さん(左)と柳生さん(右)

新卒2年目だという柳生さんは、内定者時代に入社するか悩んだ際に「つまみーの」に参加したといいます。「Sansanには『Sansanのカタチ』という会社の価値観をまとめた企業理念があるのですが、その話で社員の皆さんととても盛り上がりました。『つまみーの』のような気楽な場で、会社の価値観といった硬い話がワイワイできる。そんなSansan社員の明るさと真面目さに惹かれて入社を決めました」(柳生さん)

「普段なら気楽に話しかけられない人にも、お酒の場なら話すことができる」と話す柳生さんは、社内のお花見で船越さんに声をかけたそうです。その際に話したマーケティングの課題がきっかけとなり、今の業務につながっていると語ります。

会社の規模が大きくなり、社員が増えると、いざ誰かと一緒に仕事をする時に「初めまして」となることも多い。このような飲み会でお互いに知り会っておけば、効率良く仕事を進めるための土壌を先に醸成することができます。

「今は事業部全体の課題を解決する役割を持つ部署にいます。こういう場で各所の課題を事前に耳に入れていたことが結果的に今の業務に役立っています」(船越さん)

どんどん働き方は変わっていく――。働き方改革をはじめとして、リモートワークなど多様な勤務体系が広がっていますが、それらは単なる仕組みではなく、多様な環境を提供することでいかに社員の能力を最大限に生かし、事業に結びつけることができるかが肝です。そして、それらは決して個の能力だけではなく、部署を越えて連携することで広がっていく。人事制度や飲みニケーションなどの社内交流はその架け橋になっていると感じた夜でした。

西本美沙(にしもと・みさ)
ライター/PR
株式会社ドワンゴで各種サービスの宣伝・広報を経て、2016年退職。現在はフリーランスで女性向けメディアなどのライティングのほか、各企業のPR業務に従事。だいたいお酒と黒猫と戯れてます。
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