「ネットで話題」はリアルでも話題になるか?

インスタグラムで人気のドライブスポット、行ってみたらすごかった

文/写真:鶴野 充茂 11.17.2016

このネット時代、人気のある観光スポットは「写真映え」する場所。しかしネットで話題になっている「フォトジェニックな観光スポット」は、実際のところどうなのか。インスタグラムで人気を集めている、琵琶湖周辺の観光スポットに行ってみました。

今一番の注目は絶景スポット「びわ湖テラス」

白髭神社から車で約1時間、冬はスキー場・夏はそり遊びやハイキングなどが楽しめる高原リゾートのびわ湖バレイに、「びわ湖テラス」という眺望を楽しむテラスカフェが、2016年7月、オープンしました。

麓にある駐車場に車をとめ、日本一の速さを誇るロープウェイで一気に標高1100mの山頂まで行ったところに、絶景のパノラマが広がるびわ湖テラスはあります。

最新の注目スポットともあって、平日昼間にもかかわらずひっきりなしに人がロープウェイから降りてきてテラスからの眺めに驚きの声を上げ、写真を撮り始めます。

よほどカメラ心をくすぐるのか、あるいはそれが習慣なのか、ポーズや構図を変えながら、ひょっとすると1時間以上もかけて、延々と撮り続けている女性グループなんかもいたりする。眺望も楽しんでいるのかもしれませんが、最高の一枚を撮るための真剣さがとにかくすごい。しかもそんなグループがあちこちにいるんです。

確かに、「まさに天空」というこのロケーションで、写真を必死で撮りたくなる気持ちはよく分かります。

もちろん、話をしながらのんびり景色を楽しんでいる人たちもいます。景色が良くても座る場所がないと、そこに人はなかなか留まらないのですが、座る場所があるだけでしばらくたたずむ人がでてくるから興味深い。

「画像や映像の共有」がさらなる人を呼ぶ

さて、3カ所を回ってみて気づいたのは、どのスポットにおいても、カメラを手にあるいはスマホ片手に時間をかけてこだわりの写真を収めようとしている人たちがいること。それはつまり、単に写真映えするだけではなく、本気で撮ろうという気持ちにさせているということですね。そしてそこで撮られたその画像や映像は、おそらく何らかの形で共有されていき、それを見て興味を持った人たちがまたやってくる、という循環が生まれていそうな雰囲気があることです。

びわ湖テラスなどは、まさにそんな最近の利用者動向を踏まえて、シェアしたくなる写真が撮れる工夫があちこちに感じられるような設計や配置になっていて、スノーシーズン以外でも比較的高額(大人1人往復2200円)のロープウェイに乗せて高台に人を集めることに(少なくとも今のところ)成功しているようです。

一方で、冒頭にも書きましたが、3カ所を巡るドライブコースがきれいに整備されており、それが何より心地良く、また訪れたい、という気持ちになりました。

それぞれのスポットへのアクセスは、公共交通機関を利用してもたどり着けますが、時間効率を考えると可能なら車で回ることをお勧めします。また、水質の非常にキレイな奥琵琶湖には今流行りのグランピング(詳しくはこちら)ができる施設もあり、人気のリゾートになっているようです。琵琶湖をぐるりと一周できるサイクリングコースも整備されていて、あちこちで自転車も借りられますから、のんびりと回ってみるのもいいですね。

今回の取材では、滋賀BMWさんに無理を言って車をお借りしました。BMW3シリーズのプラグインハイブリッド(330e)は、見た目のオシャレさに加えて驚くほど音が静かで、運転しやすくよく走りました。ありがとうございました。

鶴野 充茂(つるの・みつしげ)
ビーンスター株式会社 代表取締役
コミュニケーションの専門家として、トップマネジメントやリーダーに情報発信やメディア対応、プレゼンなどについてアドバイスしている。 著書は、35万部超のベストセラー『頭のいい説明すぐできるコツ』(三笠書房)ほか『エライ人の失敗と人気の動画で学ぶ頭のいい伝え方』(日経BP社)など27冊。日経ビジネスオンラインで「金曜動画ショー」、月刊「広報会議」でネット危機管理の連載も持つ。

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