遊びながら発想力アップ!ビジネスパーソンのためのアウトドア術

ペットボトル水道水は意外に長持ち!災害時に役立つアウトドア・テク

第10回:新聞紙、段ボール、その他もろもろ、なるほどの知恵を一挙公開!

文:小林 孝延 05.12.2016

突然襲ってくる自然災害。被災したときの緊急対策として、アウトドアのテクニックが大いに役立ちます。今回は、新聞やペットボトル、段ボールなど、普通の道具を使ったサバイバル・ノウハウをご紹介します。

注意!レトルト食品の消費期限の落とし穴

日常の食事、そしてキャンプから非常食まで大活躍のレトルト食品。しかし、消費期限に差があることは案外知られていないのでは? メーカーや製法で多少の差はありますが、トレーに入って透明なフィルムでフタされているものは短く、中の見えない袋に入っているものはかなり長いというのがその傾向。

なので、防災袋の中身はときどきチェック。期限が近いものがあったら、せっかくの機会だと考えてアウトドアで実際に調理して試食を。そうして経験を“貯金”しておきましょう。

じつは寒冷地では使えないカセットコンロを使うには?

卓上のカセットコンロは野外ではパワー不足。特に風に弱いので油はね防止の天ぷらガードを風よけに

普段の鍋物などに使うカセットコンロは基本的に室内使用が前提なので、燃料ガスボンベの圧が低く、寒冷地、さらに風が吹くとボンベが冷えてしまい、火力が大幅にダウンします。はっきり言って冬場のアウトドアでは役に立ちません。

しかし、金属製レンジガードなどの不燃性の板で周りを囲うことで、ある程度の改善は見込めます。レンジガードなどがない場合は、木の板をアルミ箔で巻いてガードするなどの工夫を。なお、カセットコンロに大きな鉄板や鍋を乗せるとその輻射熱でガスボンベが加熱されて爆発事故の原因となるので、絶対に止めましょう。

3日分は備蓄しておきたい保存食は、食べ慣れたものを

新型インフルエンザ騒動当時も言われていましたが、災害時には3日分程度の食糧備蓄が推奨されています。水も加えると(1人当たり1日2リットル)かなりの量ですが、最低限用意したいものです。これが各家庭にあったならば、買い占めパニックなど起こさずに済んだでしょう。また、レンジ食品は電気なしでは調理できませんので避ける方が無難です。

緊急時用の保存食はなるべく普段食べ慣れているものにしましょう。精神的に不安定で食が進まないとなれば、食べ慣れていないものは、なおさらのどを通りませんから。

また、かむ力が弱いお年寄りや小さな子どもには、大人と同じ食事というのは難しいかもしれません。また緊急時には精神的にも、あまり食が進まないことが考えられます。そこで、保存食にプラスして、カロリー補給できる甘いフルーツの缶詰や、お湯だけで調理できるインスタントのスープを用意しておきましょう。

水道水を空のペットボトルで長期間保存する方法

市販のペットボトル入りの水を購入しなくとも、普段の水道水を保存できればいいのでは? と考える人も多いはず。では、水道水はどの程度保存できるかというと、じつは塩素の添加や滅菌処理で意外に持ちます。東京都はペットボトルなどに空気を入れないように密閉した場合、常温で3日、冷蔵庫で7日、沸かして使うならさらに数日大丈夫と発表しています。また「道の駅」などでくめる名水も一部では少量塩素を添加して保存性を高めています。

コツは、ペットボトルの口すりきりまで水をしっかりと入れてキャップをすること。普段からペットボトルに一旦貯蔵した水を使用する癖をつけ、使ったぶんだけ常に補充するようにすれば、もしものときも安心です。

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