たった4種類のスパイスで作れる、疲労回復にんじんカレー

オーガニック野菜の通販サイト「MADE in JAPAN 100」を運営している榎本彩花さんは、野菜のおいしい食べ方を日々研究中。このコラムでは、手軽に作れてお酒にばっちり合うヘルシー野菜料理を教えていただき、作り方はイラストでわかりやすく解説します! 梅雨に入り、なんとなくカラダの調子が悪いという方はいませんか? そんな方はぜひご一読ください。第9回は「たった4種類のスパイスで作れる、疲労回復にんじんカレー」を紹介していただきます。
こんにちは、榎本彩花です。農家直送でこだわり野菜をご自宅に届ける「MADE in JAPAN 100」を運営しています。この連載コラムでは、野菜のおいしい食べ方とヘルシーでお酒にも合う料理を紹介しています。
梅雨時期は気温、湿度、気圧などがめまぐるしく変化するのが特徴。それにより、「なんとなくダルい」といった「プチ不調」が起こりやすくなります。また、クーラーを使うことで気づかないうちに肌や目の中の水分がどんどん奪われていきます。水分が不足するとバリア機能が低下し、トラブルを起こしやすい状態になってしまいます。
そんな時に、ぜひ食べていただきたい野菜が「にんじん」です!
「にんじん」の3つの効能
にんじんのオレンジ色は「βカロテン」の色。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、しなやかな体づくりをサポートしてくれます。主に次の3つの効能が知られています。
1. 肌や眼の調子を整える
2. 免疫力向上、風邪の予防
3. 便秘の予防
何気なく食べることが多いにんじんですが、こんなに嬉しい効果が沢山!
さらに、「幸せホルモン」とも呼ばれ、前向きな気持ちや精神のやすらぎを作り出す神経伝達物質「セロトニン」は、90%以上が小腸の細胞で作られています。つまり、腸内環境が整えば、幸せな気持ちを維持しやすくなるのです。
腸内環境を整えるためには、食事を整えることが大切。にんじんは多くの食物繊維を含みますので、積極的に食べたい野菜のひとつです。そのほかに、発酵食品や無農薬栽培、自然栽培の野菜、果物などが腸を元気にしてくれるのでおすすめです。
特に、自然栽培・自然農法と呼ばれる農薬・肥料を使用しない栽培方法で育った野菜は新鮮で美味しく感じられます。農薬や肥料にアレルギー反応を起こし、スーパーなどの野菜が食べられない化学物質過敏症の方や野菜が苦手なお子さまでも食べられることが多く、昔ながらの野菜の美味しさや栄養価を求める方に支持されています。
私も大好きな農園「POCO A POCO FARM」のにんじんは、とにかく逸品! お客様からは「雑味がなく、生命力を感じる味」だと、収穫時期を楽しみにお待ちいただいている野菜のひとつです。

【POCO A POCO FARMの自然農法にんじんは、こちらからご購入いただけます】
プチ不調を改善し、腸内環境を整えるためには、外食でにんじんを食べるだけではなく、自分で調理することが一番の近道です。今回レシピをお伝えする「カレー」ですが、実は市販のルーには大量の油が使用されています。自分で作ることによって、その日の体調や気分に合わせながら調味料の量を調整できますし、気づかないうちにカロリーを過剰摂取していたなんてことも防ぎやすくなります。


私は疲れた日は無理に頑張らずにお惣菜にも頼っています! 自炊は義務ではありません。ですが、いつもとは違う美味しさや体の調子を整えたい時には、ぜひ今回のレシピを作ってみてくださいね。
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