ここで差がつく! 働き女子のおもてなしマナー

気安さがぐっと距離を近づける センスが光るカジュアル接待【前編】

文:松田慶子 / 写真:菊池くらげ 11.15.2017

社会人生活が長くなるにつれ、接待の幹事を任される機会は増えるものです。マナーのプロ、山木理代さんによると、一緒に楽しもうとすることが接待のコツだとか。とはいえ、接待である以上、基本的なマナーは守る必要があります。そこでビジネスウーマンが覚えておきたい王道接待マナーと、基本をあえてくずしたカジュアル接待術を、山木さんに詳しく教えてもらいました。「ご満足いただけました」と報告できること間違いなし!

接待は評価アップのチャンス。幹事指名は信頼の証し

「〇〇社の部長さんが来るから、適当に飲み会をセッティングして」と、上司から丸投げされた経験はありませんか? 「面倒くさいなぁ、適当にって、どうすればいいの」と、愚痴を言いたくもなるものですが、でもちょっと待って。

「大切なお客様のおもてなしを任されるのは、信頼されているからこそ。同席を求めるのは、成長のためにいろいろな経験をさせたいという期待の表れです。自信を持って引き受けてほしいものですね。会社のために尽力するチャンスでもありますよ」──こう話すのは、マナーアドバイザーの山木理代さんです。

山木さんは、女性ならではの感覚が接待の武器になるともいいます。

「女性は行き届いた心配りができるので、女性が『この店なら喜んでもらえる』と選んだお店に、ハズレはあまり見られません。同様に、『自分だったらこうしてもらえばうれしい』と思ってすることは、ほぼ間違いなく先方にも喜ばれます。ですから接待しなければと構えずに、楽しいイベントの準備をする感覚で臨むことが、成功の秘けつです。最近は居酒屋の個室などでのカジュアルな接待も増えています。自由に考えてはいかがでしょうか」

カジュアル派も必読。マナーの心構え5カ条

自由に、カジュアルに、が流れとはいえ、マナーには押さえるべき基本があります。そのポイントを外してカジュアルにくずしてしまうと、失礼に当たることも。

「接待は、ゲストに心地よい時間を過ごしていただく中で、お互いをよく知り、信頼関係を築くことが目的。主役はゲストだという意識を常に念頭に置き、謙虚な姿勢を忘れないことが大前提です」と山木さん。そのうえで、押さえておくべき心構えとして、次の5つを挙げてくださいました。

まずはこの5つの心構えをしっかり押さえましょう。

続いて、山木さんに、重役クラスが相手でも怖くない王道接待のポイントと、上手なくずし方を教えてもらいます。

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