ここで差がつく! 働き女子のおもてなしマナー

美しい所作と身のこなしで好感度が急上昇!すぐに使える改善術(後編)

文:松田慶子 / 写真:菊池くらげ 12.01.2017

接待の幹事を振られたときも慌てないように──。前編では、基本の接待とその上手なくずし方を、マナ―アドバイザーの山木理代さんに教えてもらいました。後編では、実際の接待シーンで、「こんなときどうすればいいの?」と働き女子がよく遭遇する、しぐさや振る舞い、所作についての迷いポイントと、その対処法をみていきます。ちょっとした工夫で、相手に好印象を与え、会社の評判もアップ!さあ、山木さんに早速教えていただきましょう。

マナーに則った美しい所作が会社の評価につながる

立ち居振る舞いがマナーに反しているからといって、「社員教育がなっておらん。取り引きは中止!」などというマンガのような展開は考えられませんが、ゲストがくつろげなかったり不快を感じたりすることは考えられます。

「反対に、マナーを表現した美しい所作は、どなたにも好印象を与えます。それは自身の評価だけでなく、会社の評価にもつながるものです。でも構える必要はありませんよ。迷ったときは、自分がゲストだったらどうしてもらえば気持ちよく過ごせるのかを考えればいいのです」と、山木理代さんはアドバイスします。

そこで、迷いやすいポイントごとに、その対処法/解決策、さらに好感度をアップさせる立ち居振る舞いや所作を教えてもらいましょう。

【着席〜食事開始まで】自然なトークで場を和ませる

迷いポイント(1) ビジネスの話題はいつ切り出せばいい?

解決策
〇基本は相手の話を聞くこと
〇ビジネスの話は最初と最後にできるだけ集約
〇場が盛り上がってきたら、相手の話に絡めて自社をアピール

ビジネスの話は、まず乾杯のあいさつをするときに、ホスト側の上司が会の趣旨とともに短く話すとスマートです。その後はしばらく控えましょう。ゲストがくつろげなくなります。

初対面同士が多い接待の席では、場がシーンとすることも。何を話すべきか悩んだ経験のある人もいるのでは?こういうときは自然な流れでゲストの好きそうな話題を振るようにしましょう。

「普段はどのようなお店に行かれるのですか?」「お休みの日はどうされていますか?」など。こうして相手の好みなどをリサーチしていきます。ただし、あれこれ聞きすぎて詮索している感じにならないように注意!

食事が進み、会話が弾むようになったら、さりげなくゲストの好きな話題に絡めて仕事の話をするのが理想。「山登りがご趣味なのですか。当社にも山好きがおりまして、〇〇のプロジェクトをやっている者ですが…」など。

ビジネス上のお願い事は、デザートが出てから。「おかげさまで楽しい時間を持てました。△△の件でもご一緒できますよう、よろしくお願い申し上げます」などと、話します。


好感度アップ術 その1〜 ここで差がつく!おしぼりの使い方

最初にテーブルに置かれることが多く、何かと目に入りやすいおしぼり。丁寧に美しく使用すると印象がよくなります。以下に使い方のポイントをみていきます。

(1)テーブルの右側に置く (2)手だけを軽く拭く (3)使った面を内側にしてたたむ (4)四角くたたんで受皿にのせる

おしぼりは手を拭くもの。でもごしごし拭くのはスマートではありません。軽く拭いて、使った面が内側になるようにコンパクトにたたみ、テーブルの右に置きます。口を拭きたいときは指先で汚れを取り、その指をおしぼりで拭きます。

ビールをこぼした時、数滴だったらおしぼりで拭くこともあるかもしれません。でも、おしぼりは台布巾ではありません。お店の人を呼んで拭いてもらいましょう。