税理士の岩松正記氏が三菱UFJビジネススクエア「SQUET」で連載しているコラム「取引したい会社、したくない会社」から、人気記事を転載する。今回は資金調達が上手な会社について。事業の拡大に本当に役立てているのかがポイントです。

お金を集めて本業を拡大している会社、お金集めだけが得意な会社
写真/Maksym stock.adobe.com
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よくニュースに出ていた会社

 私が社会人になった頃ですから今から30年以上前の話ですが、頻繁に新聞や各種メディアに登場する会社がありました。確か、大学と共同開発した新技術で今後、大きな飛躍が期待されるという内容だったと記憶しているのですが、どこどこの企業と提携したとか、助成金を獲得したとか、事業よりもその手の話題でメディアに取り上げられていました。ところがその後、何年たってもそれ以上の報道はない。時々目にするのは、相変わらず資金調達や提携の話題ばかり。そういえばあの会社どうなったのだろうと思って検索してみたところ、事業は継続しているようなのですが、ホームページすら見つからない。過去にこの会社で経理をしていた方から話を聞いたら、「社長は常に資金繰りで動き回っていた」とか。30年以上も事業を継続しているのだから、それだけで大したものだと言えるかもしれませんが、結局、自己PRが上手なだけの会社だったのではないか、などと私は勝手に推察しています。

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