リモート環境で伝える時に注意するポイント

 最後に、リモートワークが増えた今だからこその注意点をお伝えしておきます。対面で部下と仕事をしている時は、指示への補足なども兼ねてミーティング終わりの立ち話や自席で少しコミュニケーションを取るということがあったと思いますが、リモートワークが増えた今、その機会は明らかに減っているはずです。また対面よりもリモートのほうが、物事が伝わりにくかったり、部下がちょっとした質問をしづらくなったりしているという実態もよく見聞きします。

 これらを踏まえて「リモート環境では、対面で指示をする時以上に不明点や気になる点が多くなる上に、部下はそれを上司に質問、確認しづらくなっている」と心得るべきでしょう。上司としては、伝えたいことが適切に伝わっているかどうか、対面が日常だった時以上に、常に気を配るようにしたいものです。

 先日、優秀なマネジメント職の知人たちとこの話をしていた時に、全員が口をそろえて「コロナショック以降、携帯電話の履歴を確認してみると、圧倒的に部下との通話が増えている」と言っていました。これはミーティング終わりの立ち話や、自席での質問などの代替コミュニケーションがしっかりと取れていることの証しでしょう。皆さんの携帯電話の通話履歴にもこのような変化が出ているか、一度確認してみてはいかがでしょうか。

御供田 省吾(ごくでん しょうご)氏 組織営業総研 代表
御供田 省吾(ごくでん しょうご)氏
組織営業総研 代表
キーエンス入社後、一貫してコンサルティング営業に従事。自ら考案した営業手法が「現場発の売れる仕組み」として全社的に紹介されるなど、独自の視点からのコンサルティング営業スタイルを確立。同社の営業エリア責任者を経て、日本最大級の不動産情報サイトを運営するLIFULL(旧NEXT)に入社。若手が成果を出しながら成長する組織を独自の手法でつくり上げ、次世代の現場マネージャーを排出した。同社営業部門責任者を経て、人・組織の成長がクライアントの業績向上につながるよう支援をするコンサルタントとして組織営業総研を起業、現在に至る。
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