トップスピードで進むワクチン接種、アフターコロナのモデルに

 現在、英国ではワクチンの接種が世界の中でもトップのスピードで進んでおり、成人への接種率も2021年4月末には75%を超えました。このスピードには、自国のアストラゼネカのワクチンが貢献していることはさることながら、2回接種が推奨されているところを、まずは広く1回接種することをボリス・ジョンソン首相が決定したことが大きいと考えます。また、Brexitで欧州連合(EU)から離脱したことにより、EUとの調整が必要なくワクチンの確保ができた影響もあると思います。色々言われてきたBrexitですが、この点においては英国国民にとってはメリットがあったのではないでしょうか。

ロンドンのワクチン接種会場
ロンドンのワクチン接種会場

 現在では外出制限も大きく緩和され、英国文化の象徴でもあるパブにも人々が戻ってきました。ただ、一度広まった在宅勤務の流れは戻ることはないでしょう。これからワクチンが有効であることが確実となった際には、アフターコロナのモデルとしてもこうした状況を世界に発信していくことになると思います。これからの英国にぜひ注目してください。

ロンドンの街の様子(2021年4月)
ロンドンの街の様子(2021年4月)
豊川 隆(とよかわ たかし)氏 三菱UFJ銀行 ロンドン法人営業部 法人課長
豊川 隆(とよかわ たかし)氏
三菱UFJ銀行 ロンドン法人営業部 法人課長
1975年兵庫県生まれ。99年東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行。日本、米国で日系法人営業を経た後、米州統括部・国際企画部・経営企画部で国際企画業務に従事。2020年9月にロンドン法人営業部に着任、現職。
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