Display Innovation CHINA 2018
/Beijing Summit

 

ディスプレイの可能性(価値)を広げる材料・技術・製造装置の商機拡大へ

ご挨拶

Greeting

 皆様、創新が未来をリードする『Display Innovation CHINA 2018 / Beijing Summit』へようこそ!

 アメリカのRCA社が1968年に液晶ディスプレイ技術の最初の研究成果を発表して以来、液晶ディスプレイ技術の開発、応用はすでに50年にわたって行われています。全世界の関連企業と研究部門が手を携えて、数千億ドルの資金を投入し、現在の巨大産業を形成し、電子情報産業の発展を推進してきました。これは、インターネット時代の到来をも促し、産業発展史の奇跡ともいえます。

 液晶ディスプレイ技術の発展は、AMOLED、フレキシブルディスプレイ、マイクロディスプレイなどのいくつかの新型ディスプレイ技術の登場を促しました、また、世界のディスプレイ技術は、真空管時代から半導体時代への急速な変革の波にも乗り、半導体ディスプレイ産業が生まれました。

 この発展史を振り返ってみると、技術革新と応用革新は産業発展の原動力であることが分かります。未来の産業の発展は、今までと同様、創業と革新を原動力にするのです。

 現在、ディスプレイ産業は新しい発展の段階に入りました。この産業を世界的に俯瞰すると、TFT – LCD産業はすでに生産過剰になっており、また、AMOLED産業はまだ成熟期に入っていないにもかかわらず、すでに生産過剰の現象が見られるようになっています。関連する新しい技術や製法は次々と生み出されているものの、依然として量産化による価値創造は十分ではありません。しかし、この状況にあっても投資意欲に陰りは見えないようです。私は業界の一員として、心配しています。今、ディスプレイ産業は発展し続けるための岐路に立っています。どうすれば皆様と一緒に理性的になり、共同で努力することができるか、考えていきたいと思っています。

 1つの業界の健全な発展は、技術革新、および応用革新を推進することによってもたらされる――。これが私の観点です。世界的にディスプレイ産業が発展してきたこの50年は、この法則が当てはまりました。確かに我々の業界は大きな投資が必要です。しかし、革新的な能力を欠いたままの投資は危険です。

 そのために、私たちは新しい工場への投資スピードを抑制することを提案します。主な精力と財力を技術革新と応用革新に注力し、サプライチェーンの構築と共同革新に注力すべきです。そして、持続的な発展の新しい機会を創造して、ディスプレイ産業における健全で安定的な発展を促進したいと思います。

 世界中の同業者がさらに手を携えていくことを望んでいます。共同の革新を通じて、さらに技術開発の促進、製品性能の向上、コストパフォーマンスの改善を図り、新しい応用分野を開拓して、共同で新しい市場をつくることが大切です。

 こうした趣旨に基づいて、私たちは中国・北京2018国際ディスプレイ産業フォーラムを開催いたします。世界中からお越しいただいた参加者のみなさんが心を開いて持論を披露し、そして共有することによって、共に進歩し、共に勝つことを希望しています。

 日経BP社と中国光学光電子協会液晶分会が9年間にわたって誠実な協力と勤勉な貢献を続けてきたことに感謝します。私たちのこのフォーラムは年々、より良いものになっています。ハイレベルで、全方位的で、現実的なテーマを取り上げる国際化交流プラットフォームに成長しています。皆さまが、この会のさらなる充実にご協力いただけるよう期待しております!

 このフォーラムの成功を祈っております! また、皆様のご健康と事業の発展をお祈りしております!

王東昇
中国光学光電子行業協会液晶分会 理事長

 

 ディスプレイ産業が転換期を迎えています。大型テレビ用の液晶パネルや、スマートフォン用の有機ELパネルの量産工場への投資が相次いだ結果、供給過剰の問題が顕在化してきました。

 この状況を乗り越える上で鍵となるのが「イノベーション」です。これまでにない、新しい切り口、新しい捉え方、新しい活用法によって、新たな価値を生み出すことが、ディスプレイ業界に問われています。

 ディスプレイ新時代の到来を予感させる基盤技術の実用化は目白押しです。例えば「IoT」や「AI」は既に応用が活発化していますし、「5G」も実用化目前です。自動運転やスマートホームといった新たなアプリケーションも、近い将来、大きな花を咲かせることでしょう。ディスプレイに大きなビジネスチャンスが生まれようとしています。

 ディスプレイ技術も大きく変わるでしょう。VRやAR、透明ディスプレイ、フレキシブルディスプレイ、空中ディスプレイといった新技術は、イノベーションの牽引役として期待されます。

 イノベーションを起こす上で重要なキーワードが「融合(フュージョン)」です。音楽のジャズフュージョンのように、異分野の要素を融合させることで、新たな価値が生み出す取り組みが、イノベーションの鍵を握ります。

 日経BP社は中国光学光電子行業協会液晶分会と共同で「Display Innovation CHINA 2018 / Beijing Summit」を開催します。2010年に始まったこのイベントは、今回で9回目を迎えます。今年のテーマは「融合 創新 共創 未来」です。

 フュージョン(融合)を進めてイノベーション(創新)を起こし、より良い未来を共に創る。今年のイベントにおける議論が、皆様のますますの成功と発展に寄与するものと確信しています。

浅見直樹
日経BP社 取締役