こんにちは。PANTSの滝口です。ふだんは「思い込みを脱いじゃおう。」を合言葉に、映像・イベント・ゲームなどの企画開発を行っています。この連載は「思考のタガの外し方」をテーマに、これはタガが外れてるなぁ、というまちおこし活動をされている方にインタビューして、タガの外し方のコツを探る、というもの。

今回は、東京・高円寺にある老舗銭湯「小杉湯」のとなりにできたその名も「小杉湯となり」。風呂上がりにのんびりするためだけの建物をわざわざとなりにつくったのかと思いきや、そういうことだけでもないようで。早速行ってみました。

小杉湯となり、とはどんな場所?

 みなさん、まちおこし、してますか? まちおこしとは具体的に何をすることなんでしょうか。

 これまでいろんな取材を重ねる中で、まちおこしとは要はコミュニティづくりなんだと気づきました。それだけではなく、地域で事業をうまくやっていくのも、その土地のファンを増やしていくことにも、コミュニティづくりは欠かせない。

 一方で、「コミュニティスペース」と呼ばれる場所は、ややもするとメンバーが固定化され、外から見ると閉鎖的であまり活性化していないように見えるところも多い。どうやってメンバーにとって居心地のいい場所にしながら、一方で他者が気軽に入りやすい場をつくれるか……。

 今回、訪れた「小杉湯となり」はいろんな人が集まって、いろんな活動が活発に行われている様子。どうして、そのようなことができているのでしょうか。

小杉湯
 昭和8年(1933年)創業、87年の歴史をもつ東京・高円寺の老舗銭湯。JR高円寺駅から徒歩5分。建物は昔から変わらないながら、お風呂は名物のミルク風呂、週替り・日替り風呂などが楽しめる。さらには、サウナがないのに水風呂もあり、「温冷交互浴の聖地」とも呼ばれるほど銭湯ファンに支持されている。
写真提供:小杉湯
写真提供:小杉湯

 こちらが小杉湯3代目の平松佑介さん。

※撮影時だけマスクを外していただきました
※撮影時だけマスクを外していただきました

 そして、こちらが小杉湯となりを経営している株式会社銭湯ぐらしの代表取締役であり、建築設計の仕事もしている加藤優一さん。

※同じく、撮影時だけマスクを外していただきました
※同じく、撮影時だけマスクを外していただきました

滝口「さっそくですが、『小杉湯となり』ってどんな場所なんですか?」

加藤さん「基本的に今は会員さんが使える建物でして、1階は台所のような場所で、シェアキッチンとテーブルがあります。2階は書斎で、仕事をしたり、読書をしたり、寝転んだりできます。3階は予約制の個室です」

画像提供:小杉湯
画像提供:小杉湯

滝口「掲示板を見ると、いろんなイベントが行われてるんですね」

加藤さん「これは会員さんたちが自主的に行っているものです。みなさんがやりたいことを小杉湯となりでやっています」

滝口「台湾お茶会とか、投げ銭ハンバーガーつくりますとか。カジノ体験会、なんてのもあるんですね」