こんにちは。PANTSの滝口です。PANTSはふだん、ゲーム開発をしたり、商品やイベントをつくっています。この連載のタイトルは「思考のタガの外し方」。

まちおこしはそのまち独自の魅力を掘り起こすこと。だから、他のまちのやり方を真似しても仕方がない。むしろ、「普通こうするよね」のタガを外して考えたほうがいいのではないか。

今回は大分県・別府市に住んでいる孤独な80歳の芸術家を取材しました。孤独な芸術家とまちおこし? どんな関係があるんでしょう。

市街地から離れた場所にあるアトリエ

 地獄のように湧き上がる温泉街で有名な大分県別府市。別府駅から車で20分ほど上った高台に芸術家・植村二生(うえむらふたお)さんの家がある。自宅庭にあるアトリエには狂気を帯びた作品がたくさんあり、近所でも有名な方。近寄りがたい雰囲気なのに、各地からちょくちょく人が訪れるそう。さっそく行ってみた。

 別府市の高台のこのあたりは、よく霧が立ち込めるそう。どんだけ幻想的な雰囲気なんだ。ちょっと怖い。

Vol.11 孤独なおじいちゃん芸術家の自宅になぜ人が訪れるのか

 こちらが入り口。勝手に入っていいんだろうか?

Vol.11 孤独なおじいちゃん芸術家の自宅になぜ人が訪れるのか

 ここが自宅庭にあるアトリエ「笑(わら)んべえの里」。

Vol.11 孤独なおじいちゃん芸術家の自宅になぜ人が訪れるのか

 中に入ると圧倒的な数のお面と立像たち。圧倒される。怖い。

Vol.11 孤独なおじいちゃん芸術家の自宅になぜ人が訪れるのか
Vol.11 孤独なおじいちゃん芸術家の自宅になぜ人が訪れるのか
Vol.11 孤独なおじいちゃん芸術家の自宅になぜ人が訪れるのか

 右を見ても左を見ても1つ1つ違った狂気を感じる。ヤバいところに来てしまったのか。孤独な芸術家、って聞いてきたけど、大丈夫か、狂気な人なんじゃないか。不安になる。

 ただ、少し時間がたって慣れてくると少しずつ魅力も感じる。

 これはなんか人の顔がおもしろい。

Vol.11 孤独なおじいちゃん芸術家の自宅になぜ人が訪れるのか

 これは何か宗教的な意味のある像だろうか。

Vol.11 孤独なおじいちゃん芸術家の自宅になぜ人が訪れるのか

 少しずつ、作者に興味が湧いてきた。さっそく話を聞いてみる。