こんにちは。PANTSの滝口です。PANTSはふだん、ゲーム開発をしたり、広告やイベントをつくったりしているチームです。この連載のタイトルは「思考のタガの外し方」。「まちおこしって、ふつうはこう考えるよね」の「ふつう」を外して新しい視点で世界を見てみると、まだまだいろんな可能性が発見できるはず、という思いで名づけました。

今回は高知県・室戸市にある「むろと廃校水族館」。もう、ネーミングにグッと来ました。「廃校」というからには過疎になっている地域に違いない。そんなところにふつう水族館をつくるだろうか? 水族館って行きやすいところにあるから行くのであって(偏見ですかね…?)、わざわざ過疎なところに水族館だけを目当てに行くんだろうか。しかも、廃校のプールにはサメが泳いでいるらしい。ここには思考のタガが外れた人がいる気がする。興味が急速に湧いたので、さっそく行ってみました。

廃校水族館はかなりの田舎にあった

取材当日はあいにくの台風接近の前日。室戸市は昭和の三大台風の一つ「室戸台風」で有名なあの室戸。もしかして、予報より早く台風が来て帰れなくなるんじゃないか、と少し心配。

波がやたらと高い。

室戸市は高知空港から車で約2時間。やはりだいぶ田舎です。

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むろと廃校水族館に向かう国道55号線の様子。かなりの山奥。

やっとむろと廃校水族館に到着。それにしても途中、特に観光スポットもなく、あらためて「わざわざこんな辺鄙(へんぴ)なところに水族館目当てに来る人はいるのだろうか?」と疑問が湧く。

ここは元・椎名小学校。

中に入ると、ここは元小学校だったんだ、とわかるものがそこかしこに。

とび箱がチラシ置き場になってます。

視力検査のアレがなぜか置かれている。

愛媛県から来た、こちらのカップル。

なぜ、台風の日に水族館で木琴を弾いているのだろうか。聞くと「そこにあったから、なんとなく懐かしくて」とのこと。台風接近中なのに、けっこう人がいる。

廊下を見ると、完全に小学校。

元はこんな廃校だったそう。

(写真提供:むろと廃校水族館)