どれもこれも「猫の本」

滝口「レジのすぐ前の、このお店でいちばん目立つところにいくつか不思議な写真集がありますよね。男性と猫が写ってて」

安村さん「この『MEN & CATS』はイケメンと猫が見開きで同じポーズをとってるんです。ちょっと面白くないですか?」

滝口「たしかに、かわいいだけの猫の写真じゃない。人と並べることで、人間っぽく見えてくる…。しかも、男性がやたらとセクシー」

安村さん「これがレジ前にあると、みなさん、すごく興味持ってくださるんですよね」

レジ横にはなんだか無愛想な猫の絵本もありました。

安村さん「これは、メガネをかけたおじさん猫の絵本なんですが、ぼくと似てるって言われるんですよね」

お願いしてないのに、安村さんはやたらと奇妙奇天烈な表情をしてくださる…失礼ながら、ちょっとブサかわいい猫にも見えてきた。撮影にやたらと興味を示してきたのは猫書店員の鈴(すず)さん。

滝口「どちらも変わってはいますけれど、でも、一応、猫がメインの本ですよね」

安村さん「こんなのも置いてます。三島由紀夫の『金閣寺』」

滝口「え?『金閣寺』って、猫、出てきましたっけ?」

安村さん「実は出てくるんですよ、三島由紀夫は猫好きで実際猫も飼っていたらしいんです。えっと…あれ?どこだっけかな…?」

滝口「あ、見つからなければ大丈夫ですよ。信じます」

安村さん「いや、本当に出てくるんですよ。たとえ話の中に出てくるはずなんですが…あれ…。えっと…。最近、老眼が進んで見つからない…」

滝口「あ、本当に大丈夫です、ありがとうございます」

安村さん「ごめんなさい…絶対出てくるはずなんですけれど、今パッとわからなくて…」

猫の登場シーンは見つからなかったけれど、きっと出てくるはずです。たぶん。店内には『金閣寺』以外にもたくさんの「猫の本」以外の本が置いてあります。安村さん曰く、「猫を入り口に、いろんな本に興味を持ってもらえたらいいな、と思ってるんです」とのこと。

ちなみに、猫書店員さんの鈴さんにもオススメの本を聞いてみました…が、プイッと無視されました。