サウナといえば男性が好むイメージがありましたが、サウナブームで多彩なサウナが登場し、男性だけでなく女性の利用客もどんどん増えています。銭湯の元番頭で絵描きの塩谷歩波さんが、全国にある地域色豊かなサウナを訪れ、まちや人との関係を解き明かします。全国各地に男性専用サウナは数あれど、残念ながら女性専用サウナはまだ少数……。その中でも、サウナ愛好家の女性たちに長年愛され続ける女性専用サウナ施設「ルビーパレス」が東京・新大久保にあります。

 女性たちが心も体も解き放ってのんびりと過ごせる居場所は、韓国料理や韓国コスメでにぎわう新大久保の大通りを曲がって路地裏を歩いた先。入り口の右手にある、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」をモチーフにしたネオンサインが目印です。夜遅くには紫色に輝いて、遠くからでもひと目で分かります。

ルビーパレスの外観(写真:塩谷歩波)
ルビーパレスの外観(写真:塩谷歩波)
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 靴箱のキーをフロントに預けると、靴箱のキーの番号に合わせたロッカーのキーやタオルなどを渡されます。ルビーパレス名物のアカスリやマッサージの予約もこちらでできます。フロントの前には、髪ゴムや歯ブラシなどのアメニティー、女性向けサウナアパレル「sauna line」の商品も置かれています。サウナでさっぱりした後、このワンピースに着替えるのもいいかも。

フロント(写真:塩谷歩波)
フロント(写真:塩谷歩波)
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フロント前のアメニティーとsauna lineの服(写真:塩谷歩波)
フロント前のアメニティーとsauna lineの服(写真:塩谷歩波)
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 ルビーパレスは3階建て。1階にはフロント、カフェ、脱衣所などが、2階には浴室が、3階にはレストルームがあります。

 1階にある麦飯石(ばくはんせき)サウナは、約50度という低温に設定されています。海底800mから採掘したという石を敷き詰めたスペースに寝転がり、目をつぶって石の感触を楽しんでいると、背中からじわじわと温められて全身ポカポカに。温かな布団にくるまっているような心地よさが癖になります。こちらは別料金(220円)で利用可。

麦飯石サウナ(写真:塩谷歩波)
麦飯石サウナ(写真:塩谷歩波)
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 ルビーパレスのサウナは合計4つ。1階の麦飯石サウナで温まったところで、2階の浴室で他のサウナを楽しめます。浴室にはサウナ、水風呂、お風呂、アカスリ台が並んでいます。

浴室。手前にはかけ湯がたまっている(写真:塩谷歩波)
浴室。手前にはかけ湯がたまっている(写真:塩谷歩波)
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