セルフロウリュができるサウナコタ

サウナコタの図解。2019年12月に塩谷歩波が制作(資料:塩谷歩波)
サウナコタの図解。2019年12月に塩谷歩波が制作(資料:塩谷歩波)
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 サウナコタは2019年6月に完成した2階建てのサウナ。建物の中心にサウナストーブがあって、自らストーブに水をかけて蒸気を発生させる「セルフロウリュ」ができるサウナとして、サウナ好きの間で評判です。

女性用浴室のサウナコタ。同じような小屋が男性用浴室にもある(写真:塩谷歩波)
女性用浴室のサウナコタ。同じような小屋が男性用浴室にもある(写真:塩谷歩波)
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 サウナコタは低めの温度設定(約60℃)ですが、ロウリュをすると蒸気が一気に上り、天井から熱い空気のベールが降り注いできます。乾燥したサウナと違い、ゆっくり時間をかけて体の内側からじんわり温められるので、サウナ初心者の方にもオススメ。穏やかな「アンビエント系」の音楽も流れていて、目を閉じるとどこか遠くに行ったような柔らかな気持ちになれます。

 サウナ後はもちろん水風呂! しっかり冷えた温度(約16℃)で、ポカポカの体を一気にクールダウンできます。水風呂から出た後はそのまま露天風呂で外気浴(裸のまま屋外で休憩すること)。座面が広めの椅子は、ゆったり体をくつろがせるのにぴったり。まだ1セット目なのに、すっかり体の力が抜けてしまいました。

女性用浴室の水風呂(写真:塩谷歩波)
女性用浴室の水風呂(写真:塩谷歩波)
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外気浴ができる露天風呂。女性用浴室(写真:塩谷歩波)
外気浴ができる露天風呂。女性用浴室(写真:塩谷歩波)
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 おふろcafé utataneにはサウナコタ以外のサウナもあります。こちらはドライサウナ(約80℃)。フィンランドのサウナメーカー「メトス」のガス遠赤外線ヒーター「イズネス」というサウナストーブが置かれていて、タイマーで設定された時間になると、自動的にストーブに水が注がれます。その途端サウナ室内の温度が急上昇して、思わず熱くなった耳を手で覆ってしまうほど。でもサウナ好きとしては、この熱さが最高なのです。

女性用浴室のドライサウナ(写真:塩谷歩波)
女性用浴室のドライサウナ(写真:塩谷歩波)
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 ドライサウナを出て、浴室の奥を見てみると……おや? 新しいサウナが。後編では、この「バレルサウナ」について、おふろcafé utataneの統括支配人である新谷竹朗さんに詳しく伺います。

女性用浴室(写真:塩谷歩波)
女性用浴室(写真:塩谷歩波)
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後編はこちら

おふろcafé utatane
筆者 塩谷歩波(えんや・ほなみ)
設計事務所、高円寺の銭湯「小杉湯」を経て、絵描きとして活動。建築図法のアイソメトリックと透明水彩で銭湯を表現した「銭湯図解」シリーズをSNSで発表、それをまとめた書籍を中央公論新社より発刊。レストラン、ギャラリー、茶室など、銭湯にとどまらず幅広い建物の図解を制作。TBS「情熱大陸」、NHK「人生デザイン U-29」など、数多くのメディアに取り上げられている。エッセイ「40℃のぬるま湯につかって」を連載中。好きな水風呂の温度は16℃。

「とことこサウナ散歩」 バックナンバーはこちら