スタートアップ企業の拠点としてだけではなく、一般企業のサテライトオフィスなど、多様な働き方を実践する場としてシェアオフィスのニーズが高まっている。そんな中、昨年サービスをスタートさせたばかりのあるシェアオフィスが人気を集めている。現在、大手町や秋葉原、南青山など、首都圏の7拠点を展開するLIFORK(リフォーク)だ(2019年10月現在)。今回は、そんなLIFORKの人気の秘密に迫るべく、企画・運営元のNTT都市開発 商業事業本部 商業事業部のLIFORK担当 担当課長 営業・MD担当の金子昌徳氏と担当課長代理の佐藤未央氏に話を聞いた。
オフィスに“遊び”を取り入れてみたら──
こちら(インタビューを行ったLIFORK AKIHABARAのこと)に来る前に、LIFORK OTEMACHIを見学しましたが、あちらとはだいぶ雰囲気が異なりますね。
金子氏LIFORK OTEMACHIは、大手町というオフィス街の中で、あえてオフィスっぽくならないようにしています。イメージは、ラグジュアリーなホテルラウンジですね。一方、LIFORK AKIHABARAは“遊び”の要素を取り入れています。
LIFORK AKIHABARAの会員専用ラウンジには、一見オフィスにはそぐわないボードゲームなどが置いてあるのも、ユニークですね。
金子氏サブカルの街、秋葉原で楽しく働くことがコンセプトのLIFORK AKIHABARAは、おもちゃ箱をひっくり返したようなイメージで空間をデザインしています。
佐藤氏それと秋葉原は部品の街という歴史もあるので、木板をそのまま壁材に使うなど、素材感も出しています。ちなみに会員の皆さん、ラウンジのゲームで結構遊んでいますね。
金子氏立体パズルも置いてあるんですけど、僕がぐちゃぐちゃにして夜に置いておくと、朝にはきれいに揃っていたりするんです。それで「入居者に(立体パズルの)天才がいませんか?」というメモを貼っておいたのですが、きっとシャイな方なのでしょう。特に何も言ってこない。だけど、改めてぐちゃぐちゃにしておくと、また揃っていたりして(笑)。
佐藤氏きっと、その方はメモをみてニヤリとしているでしょうね(笑)。