他のシェアオフィスから移転するユーザーが多いと評判のLIFORKの人気の秘密に迫るべく、NTT都市開発 商業事業本部 商業事業部 LIFORK担当 担当課長 営業・MD担当の金子昌徳氏と担当課長代理の佐藤未央氏の2名に話を聞いたインタビュー記事の2回目。今回はLIFORKがめざす働き方についての話を中心に紹介していこう。(前回の記事はこちら)

商業事業部がシェアオフィスを企画・運営したら──

LIFORKは、大手町や秋葉原のほか、南青山や上北沢などにもありますが、そちらも趣きは異なるのですか?

金子氏LIFORK MINAMI AOYAMAには公園がありますし、LIFORK KAMIKITAZAWAは、室内にテントがあるアウトドアな雰囲気で、それぞれ趣きは全く異なります。一般的には、どこの拠点も同じパッケージで運用する方がビジネスとしては効率的だと思います。しかし、私たちは、その街の歴史や生活する人々に合わせて、さまざまな街や空間をよりよい人生のために働く場所に変えるということを第一に事業を行っているため、結果としてこのような形になりました。

地域に合わせて、新たな働く場所を提供し続けているLIFORKですが、地域に対してどのような影響を与えられると考えていますか?

金子氏新しい入居者が来て、地域に新たなコミュニティが生まれることの影響は大きいと思います。人が集まれば、必ず何かが生まれます。ですから、LIFORKが提供するスペースは、人が集まるなら必ずしもシェアオフィスでなくてもよいのです。例えば、スタジオやカンファレンスルーム、ホールという形態もあり得ます。カフェやレストランでもよいでしょう。実際、今度オープンするLIFORK HARAJUKUは、シェアオフィスではなく、イベントスペースとコワーキングスペースがミックスした形態になっています。

LIFORK KAWASAKIは元電話局で、LIFORK AKIHABARAⅡは元雑居ビルですが、リノベーションすることに対して何らかの価値を持たせて取り組みを進めているのでしょうか?

金子氏リノベーションするかしないかというよりは、「その街に何が必要なのか?」というところから考えていく感じです。街づくりというと偉そうに聞こえてしまいますけど、私たちはデベロッパーなので、その街にないものを作るのが基本です。また、今後、LIFORKが地方に展開するとして、その街にないものを我々だけで作れないのだとしたら、LIFORKの会員企業に手伝ってもらうという選択肢もあります。そう考えてもLIFORKの取り組み自体が大きな視点でとらえれば街づくりにつながると考えられます。