まずはLIFORKで楽しみながら働く体験を

現在、LIFORKがあるのは首都圏だけですが、今後は地方へのサービス拡大も考えているのでしょうか?

金子氏そうですね。今後はそのような展開もあると思います。グループ会社と連携して実現していきたいですね。いずれにせよ、我々が考える街づくりというのは、ハード面を整備するだけではなく、ソフト面──つまりカルチャーを作っていくことも重視しています。そして、商業事業部である我々だからこそ、それを実現するノウハウがあると考えています。

現在、シェアオフィスは数多くありますが、LIFORKは他のシェアオフィスに比べると、とても自由で、柔軟性に富んでいる印象です。なぜ、そのようなことが実現できるのでしょうか?

金子氏多くのシェアオフィス事業は、オフィスの賃貸事業を行う部門が担当することが多いと思うのですが、我々は商業事業部ですので、テナントである会員の方に満足いただくことはもちろん、会員の方と協同していくという考えで運営しています。そこが、決定的な違いかもしれません。例えば、商業施設のテナントとして、飲食店に入っていただいた場合、我々はテナントの売り上げアップのために、メニューを一緒に考えたり、販売促進のイベントやキャンペーンを行ったりします。LIFORKでも、それと同様に、会員の方々のビジネスが次のステージに行けるような応援を行っています。

NTT都市開発
商業事業本部 商業事業部
LIFORK担当 担当課長
金子 昌徳氏

会員に対するビジネス支援活動も行っていますよね。

金子氏そうですね。運営が積極的にビジネス支援を行うということも特徴のひとつです。また、会員の方向けに、NTTグループ会社の福利厚生代行サービスを安価に利用できる仕組みも用意しています。

LIFORKの会員企業とNTT東日本アクセラレーター、NTTドコモ・ベンチャーズが一堂に会したイベント。
その名も『祝・LIFORK1周年ダヨ! 全員集合!! Party』(笑)

世の中の働き方をLIFORKの砂時計が変える?

LIFORKで行っているさまざまな仕掛けやサービスも、「楽しんでいただく」を大切にしている商業事業部だからこそ実現できると言えそうですね。

佐藤氏そうですね。例えばLIFORK AKIHABARAの、ミーティングルームとして利用できるスタイルルームの一部には時計がありません。その代わりに、砂時計を置いています。オフィスとして考えれば、部屋に時計は必須ですが、あえて時計を無くし、砂時計を使うことで会議が「楽しく」なるのではと考えました。

時計を置かないことには、どのような意図があるのでしょうか?

金子氏「よりよい人生のために働く空間を提供」するために、私たちも自分自身の働き方について考えるのですが、ある時、メンバー共通の課題として挙がったのが、会議時間の短縮でした。それなら、会議の時間を決めてしまおうということになったのですが、そのためにはタイムキーパーが必要になる。そこでタイムキーパーの代わりに、砂時計を置けばいいじゃないかと…。そして同じことをLIFORKで実践してもらうために、砂時計を置いたということです。もちろん普通に時計を置いているスタイルルームもあるので、ミーティングの内容によって使い分けていただければよいと思います。

なるほど、面白い取り組みですね。

金子氏LIFORKで提供しているのは、働く場所だけではありません。例えば、会議室に砂時計を置くことで、新しい働き方を提供しているわけです。それで、ここで砂時計を見たゲストの方が、自分の会社に戻って「今日行ったシェアオフィスで面白いことをしていたよ。ウチもやってみよう」と思ったことをきっかけに世の中に広がっていけば、もっと「よりよい人生のために働く空間」が増えると思う。つまり、我々は世の中全体の「働き方改革」を本気でやろうとしているのです。

今回取材を行ったスタイルルーム。30分砂時計が取材時間をカウント中!!

※写真は撮影時のものであり、現在と仕様が異なる場合がございます。