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SAP、インメモリーDB「HANA」の最新のロードマップを公開

2013/07/23

Chris Kanaracus IDG News Service

 今回のロードマップでは、導入予定の機能や今後の展開について、見通しを細かく示している。ただし、各機能の具体的なリリース日については明らかにしていない。また、計画は随時変更の可能性があるとの注釈がある。

 今後強化する機能の1つに挙げているのが、Hadoopフレームワークとの統合強化による大規模データ処理への対応だ。ロードマップでは「Hadoopの構造やデータとの統合を、モデリングとランタイムの両方で密接にする」と述べている。

 また、データモデリングツール「SAP Sybase PowerDesigner」との連携も強化する予定だ。両製品の間で「モデルの相互運用性と管理性を高める」としている。

 さらに、カラム型データベース製品「SAP Sybase IQ」の主な機能と知的財産を、HANAに取り込む意向を示している。

 製品の展開方法に関しては、「データセンターへの展開について、より強力かつ柔軟な展開方法を用意する」としているが、それ以上の具体的な説明はない。また仮想化に関しては、認定アプライアンスでHANAインスタンスの仮想化をサポートするとした。

 このほか、セキュリティの強化やサードパーティ製ツールのサポートなどに関しても、機能を高めていく意向を示している。

 これらの新機能は、HANAのサービスパックを通じて順次投入していくものと見られる。

 かつてSAPは、開発のペースが遅いとして批判を受けたこともある。だが、HANAに関しては当てはまらないようだ。HANAが登場した2011年6月以降、サービスパックのリリースは現時点までで既に6回に上る。

 2013年第2四半期(4~6月)の同社決算によると、HANAによるソフトウエア売上高は1億200万ユーロ(1億3360万ドル)。2013年全体では6億5000万~7億ユーロに達すると、同社は見込んでいる。

 同社は今年、ERP(統合基幹業務システム)パッケージ「SAP Business Suite」をHANAに対応させたほか、HANAベースの新たなクラウドサービスを発表した。これらを通じて、売り上げのさらなる拡大を狙う。

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