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アジアで大型スマホ「ファブレット」が人気
2013/09/05
アジア太平洋地域(日本を除く)で「ファブレット」の人気が高まっている。ファブレットとは、画面サイズが5インチ以上7インチ未満と、通常より大きめのスマートフォンのことだ。

米市場調査会社IDCが8月30日に発表したレポートによると、2013年4~6月期の同地域におけるファブレットの出荷台数は2520万台で、ノートパソコンの1270万台、タブレットの1260万台を大きく上回った。
IDCは、ファブレット、ノートパソコン、タブレットのいずれも、今年後半は好調に推移すると予測している。
もともとファブレットは、韓国、香港、シンガポールなどの成熟市場で人気を集めていた。現在もこれらの市場ではファブレットのシェアが引き続き伸びている。
IDCのアジア太平洋地域クライアントデバイスチームでシニアリサーチマネージャーを務めるMelissa Chau氏はこう話す。「ファブレットで最初に成功を収めたのは韓国Samsung Electronicsだ。この地域で2011年10~12月期に発売した『Galaxy Note』がファブレット市場の90%を制した。だが、2013年4~6月期の時点で、同シリーズのシェアは50%未満まで低下している」