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SNSでは怒りの感情が伝播しやすいことが中国の研究で明らかに

2013/09/19

Hayden Dingman TechHive


 インターネットをしばらく使っていると、常に怒りの感情が垣間見えることに気付く。普段から、ほのかな怒りの空気がインターネットを包んでいる。そして時には、人々の間でそうした感情が爆発する。

 例えば、米国のあるゲーム情報サイトでは、新作ゲームに10点満点ではなく9点を付けたレビュアーの解任を求める声が沸き起こった。テレビドラマに関するサイトでは、米ドラマ『Breaking Bad』で女優のAnna Gunnさんが演じている役に対する反感の声が高まり、本人が殺害の脅迫を受けるほどになったため、Gunnさんは自らの見解を米New York Times紙に寄稿した。SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)では、ボストンマラソン爆弾テロ事件の犯人として、事件と無関係の男性が名指しで糾弾された。

 似たような例は枚挙にいとまがない。

 こうした現象が起こる原因は、インターネット上での人々の交流自体に内在している可能性があることが、中国の北京航空航天大学の研究チームの調査で分かった。ネットでの日々の交流を通じて、人々は互いを“怒らせ合っている”というのだ。

感情の伝播を解明

 研究を行ったのは、Rui Fan、Jichang Zhao、Yan Chen、Ke Xuの各氏。研究の内容は、米MIT Technology Reviewでも紹介された。4氏の研究チームは、中国版Twitterとも言える短文投稿サービス「Weibo(微博)」の投稿を利用して調査を行った。6カ月間にわたって、20万人のユーザーによる約7000万件の投稿を収集し、絵文字・顔文字に基づいて抽出。「喜び」「悲しみ」「怒り」「嫌悪」という4つの感情に分類したうえで、それぞれの感情が、元の投稿者から他のユーザーにどの程度伝わっていくかを図式化した。

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