TOPIndustries > ICANNのCEO、マルチステークホルダー型のインターネット...

Industries

ICANNのCEO、マルチステークホルダー型のインターネットガバナンスを引き続き支持

2013/11/22

Grant Gross IDG News Service

 インターネットガバナンスのあり方について、一部の国からは、政府間組織を中心としたモデルに移行すべきだとの声が上がっている。だが、ドメイン名やIPアドレスを管理する非営利組織ICANNの幹部は、企業や民間団体などの多種多様な利害関係者が意思決定プロセスに関与する「マルチステークホルダー」型のガバナンスモデルがこれからも最善の手法だとの考えを表明している。

 2014年4月にはインターネットガバナンスに関する会議がブラジルで開催される。ICANNはこの中で、現在のマルチステークホルダー・モデルが収めた多大な成功について発言することになると、ICANNの事務総長でCEO(最高運営責任者)のFadi Chehade氏が明らかにした。同氏の言葉は、アルゼンチンのブエノスアイレスで行われたICANN会議の記者会見で現地時間2013年11月20日に出たものだ。

 ブラジルはインターネットガバナンスの機能の一部をICANNから国連に移すよう主張している。これについてChehade氏は、国連は「政府間レベルのアプローチ」で問題解決にあたるため、非政府組織の声があまり反映されないと述べた。

 ICANNは11月17日、インターネットガバナンスをめぐる懸念に対処するための新たなグループをパネルとして結成することを発表した。このパネルには、政府機関、民間団体、一般企業、技術コミュニティ、国際組織などのメンバーが参加する。

 一部の国は、ICANNと米国政府との関係について批判的だ。記者会見ではChehade氏に対し、ブラジルなどの国々が新たなインターネットガバナンス・モデルを求める声を最近強めているのは、米国家安全保障局(NSA)の大規模な監視活動が明らかになったことが原因かを尋ねる質問があった。ブラジル政府はNSAの監視活動を厳しく批判している。

 「他人の心の中までは分からない」とChehade氏は言い、4月のインターネットガバナンス会議に向けたブラジルの狙いについて、正確な所は想像が付かないと述べた。

↑ページ先頭へ